家族全員分の衣類を1カ所にまとめて収納できて、家事効率UPにも貢献するファミリークローゼットは間取りのアイデアのなかでも人気のスタイルです。
そんなファミリークローゼットをマイホームに取り入れて数年経ったみなさんの「すぐには気が付かなかった後悔ポイント」を集めてきました!
浴室→洗面脱衣所→ランドリールーム→ファミクロ…最短動線で後悔
Aさん(関東在住、30代、会社員)は夫婦と小学生の娘の3人暮らしです。子どもが小学校までは時短勤務ができる会社にお勤めですが、いずれフルタイムに復帰することを見越して家事動線を重視した間取りにこだわりました。
その工夫のひとつが「浴室→洗面脱衣所→ランドリールーム→ファミクロ」と最短距離でまっすぐつながった家事動線です。ランドリールームには物干しスペースも用意し、屋外に洗濯物を干さなくても乾燥機+浴室乾燥で完結するよう工夫しました。
実際、天気の悪い日の洗濯に困ることもなくなり、ハンガーにかけた状態でそのままクローゼットに収納できるため、洗濯物を畳む手間も減って、家事はとても楽になったそうです。
ところが、引っ越しして最初の冬を迎えた頃、乾きにくい厚めのフーディーやコットンシャツに、ぽつぽつと「カビ」が生えていることに気が付きました。乾きにくい服の襟や袖口など、結構な被害が出ていて、漂白剤を使っても取れず、何着も買い替える羽目に…。
「縮んでほしくない服やしわになりやすい服は乾燥機にかけなかったんですけど、実は乾燥しきれていないことに気が付かずにクローゼットに移してしまったのと、冬は気温が低くてファミクロにも湿気が回っていたみたいです。追加でランドリールームに暖房を買いました。こういう動線を検討している人は、冬の湿気対策、マストです」
確かに季節によって追加の対策が必要そうです!
主寝室に3畳のファミクロを確保
Bさん(関西在住、40代、主婦)のご家族は夫と中学生の長女と次女の4人家族です。Bさん夫婦がもともと服が好きということもあり、衣類に関しては十分な収納を確保しようと、主寝室から出入りできる3畳分のファミリークローゼットを用意しました。
実際、朝の身支度や洗濯物の片付けなどが一気に終わって、特に子どもが小さい頃はとても便利でした。
ところが、娘たちが中学生になり、主寝室で家族全員寝るのではなく、娘2人がそれぞれの個室で寝るようになると、「寝室を経由しないと娘の服が用意できない」のが不便だなと感じはじめたそうです。
「自分の服は自分で管理する、自分で支度するっていう習慣がつかないですね…。自分でやりなさいと言っても『だってママたちの部屋にあるのに?』って。今からでも娘たちの個室にワードローブを作りつけたいですが、ファミクロに集約した分、個室はちょっと狭いのが悩みです」
家族のステージによっても便利さが変わる、という貴重な教訓でした!
奥行5mのファミクロ、収納力は十分!
Cさん(関東在住、30代、会社員)一家のファミリークローゼットは「奥行5m」とまるでアパレル店のような収納力があります。
夫婦2人分のスーツにコート、バイク用の皮のジャケットや子どもたちのダンスの衣装など、それなりに重量のある服をしっかり収納したいと考えて、廊下の片側をクローゼットのように配置。その甲斐あって、収納力は抜群、のはずだったのですが…。
余力があったのは引っ越して1年ほどで、すぐに新しい服は押し込まないとかけられない状態になってしまいました。
「さすがに少し減らさないとダメかな…」と思っていたある日、なんとパイプを取り付けていたパネルに亀裂が入り、傾いて壊れてしまったのだそうです。
「長い分、途中に補強は入れていたはずなんですけど…。パイプの耐荷重の限界を超えてしまっていたんですね。服って重いんだなって、片付けの時に実感しました」
適切な量での収納、心がけましょう…。