アサリによる水の浄化作用が、SNS上で大きな注目を集めている。
「アサリ、凄すぎる!!
たった10匹のアサリが、
約8時間で60L水槽の水をここまで綺麗にした…!」
と自身が行った実験結果を紹介したのは、植物好きの中学生、山野草さん(@sanyasokun)。
投入前は茶色に濁っていた水槽が、約8時間後には透明に…
そう、アサリは1時間に約1リットルの海水を濾過するほどの極めて高い浄化作用を持つことが知られている。まだ限定的ではあるものの、国内でも各地の干潟や河口などで、環境改善や赤潮抑制に用いられているようだ。
山野草さんにお話を聞いた。
――アサリの飼育を始めた経緯は?
山野草:自宅で淡水・海水のビオトープを23個管理しています。そのうちの水槽の1つで、フミン酸の影響で水が茶色く濁ってしまいました。
水を澄ませる方法を考えていたとき、二枚貝が水を濾過することを思い出し、スーパーで買った砂抜き済みのアサリを10匹入れてみました。投稿した時点では、本当に浄化できるかは分からず、「不明である」と書いたうえでの実験でした。
――実験結果へのご感想を。
山野草:正直、想像以上でした。60Lの水槽の水が、約8時間で、茶色い状態から向こう側が見えるほど透明になりました。たった10匹のアサリです。その後も、別の水槽が白濁するたびにアサリに「出張」してもらっています。
ただし、これは自宅の水槽での観察結果です。どんな水槽でも、同じ結果になるとは言い切れないと思っています。アサリが水の中の細かい粒を取り込むことで、水槽の中の生態系にも影響する、という点がおもしろいと感じました。
――アサリの飼育に難しさや苦労はありませんか?
山野草:アサリは海水で飼育するため、塩分を調整した環境で使う必要があります。
また、アサリは水質や水温の変化に弱いので、濾過に使いながら状態を見守ることが大切です。濾過に使ったあとのアサリは、珪藻類と緑藻類が多い水槽に入れ、世話をするよう心がけています。
――投稿に対し、大きな反響がありました。
山野草:8月16日の最初の投稿は384万回以上表示され、いいねは1.7万件、リポストは3100件を超えました。ここまで反響があるとは思っていませんでした。アサリが水を澄ませる様子に、驚いた方やおもしろがってくださった方が多く、とてもうれしいです。この投稿をきっかけに、水槽の生き物や自然に興味を持つ人が増えてくれたらと思います。
◇ ◇
実験やアサリの飼育に関する一連の投稿に対し、SNSユーザーからは
「我が家のメダカ水槽とかにも旦那がガサガサでとってきてくれた二枚貝入れてた、一匹だけ。 貝の餌を兼ねて入れた青水が短期間できれいになるの、濾過能力が高いのは知ってたけど予想以上でびっくりした」
「10匹のビーバーがロンドンの街の浸水対策になったという話もあったが、生き物の力はなかなか侮れない。やはり生物多様性は大切」
「このへんの経験や実践など、網羅的にまとめて、各データをまとめたら論文書けますよ!!! 素晴らしいです」
など、数々の驚きの声や称賛の声が寄せられた。
2級ビオトープ計画・施工管理士に最年少で合格し、中学生ながら高等植物の愛媛県レッドリスト改訂専門分科会委員も務めている山野草さん。XやInstagramで日々、情報発信しているので、興味のある方はぜひチェックしていただきたい。
【山野草さん関連情報】
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https://x.com/sanyasokun
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https://www.instagram.com/shinkunzukan07/