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実家じまい、誰がやる?→「まだ決まっていない」が4割 遺品整理で困ること1位は?

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

「いつかは向き合わなければいけない」と分かっていても、なかなか手をつけられないのが実家の片付けや遺品整理、いわゆる「実家じまい」です。一般社団法人終活協議会/想いコーポレーショングループ(東京都豊島区)が実施した「遺品整理の実態(2026年版)」に関するアンケートでは、親の家の片付けについて、約4割が「まだ誰が担うか決まっていない」と回答するなど、多くの家庭で準備不足や先送り感が漂っている実態が浮き彫りになりました。

この調査は、終活ガイド資格受験者1385人を対象として、 2026年8月にインターネットで実施されました。

調査の結果、「この先1年以内に、実家の片付けや遺品整理について考える機会がありそう」と答えた人は39.5%、「機会はなさそう」は53.4%となり、必要性を感じる人がいる一方で、まだ自分ごととして捉えていない人も少なくないことが分かりました。

また、8月のお盆や帰省タイミングに、「親や家族と実家の片付け・遺品整理について話す可能性」については、「具体的に話す予定がある」(8.5%)や「きっかけがあれば話したい」(27.1%)といった声が見られたものの、「今のところ話す予定はない」(40.9%)が最多となり、帰省は家族で話し合うきっかけになり得る一方、実際の会話にはつながっていない家庭も多いことがうかがえました。

では、そもそも家族と話しにくいのは、どのような理由からなのでしょうか。

この質問には、「きっかけ・タイミングがない」(24.3%)、「自分の考えがまとまっていない」(16.5%)、「親が嫌がりそう」(14.2%)といった回答が上位に挙がり、いつ、何を話せばいいのか分からないことそのものが、話し合いを進めにくくしている様子がうかがえます。

続いて、「もし今、実家の片付けや遺品整理が必要になったら、最も困ること」を聞いたところ、「何を捨ててよいか判断できない」(27.1%)、「物の量が多く、終わる気がしない」(26.6%)に回答が集まり、「これは残すべきなのか、それとも手放していいのか」という判断そのものに悩む人が多いことが分かります。

さらに現実的な問題となるのが、「誰が片付けるのか」という役割分担です。

最も多かったのは「まだ決まっていない」(38.7%)で、「自分が担うつもり」(34.9%)を上回り、いざ片付けが必要になったとき、誰が中心となって動くのかを事前に決めていない家庭が少なくないことが見えてきました。

実家の片付けでは、家具や衣類だけでなく、通帳や保険証券、年金関係の書類など、重要な情報を探す必要が生じることがあります。

「実家の片付けや遺品整理で、保管場所を把握していないと最も困るもの」を聞いたところ、「お金に関する書類(通帳・保険証券・年金関係)」(49.3%)と「不動産や手続きに関する書類(権利書・契約書・実印)」(25.3%)で7割以上を占め、実家の片付けは単なる「物の整理」にとどまらず、財産や契約、相続、各種手続きとも関係することがうかがえました。

また、「遺品の中で、最も処分に迷いそうなもの」としては、「写真・アルバム・手紙」(43.0%)、「仏壇・仏具」(25.3%)、「趣味の品・コレクション・作品」(15.7%)が上位に挙がり、単純に「使うか、使わないか」だけでは判断できない品ほど、処分を迷いやすいことが分かります。

すべてを家族だけで片付けるのが難しい場合、専門業者に依頼するという選択肢もあります。そこで、「専門業者の利用についての考え」を聞いたところ、42.9%が利用意向を示した一方、「費用が不安で判断できない」(16.1%)とした人も一定数見られました。

また、「遺品整理や実家じまいで、最も必要だと思う支援」としては、「捨ててよい物・残す物の判断基準」(31.4%)、「費用相場や見積もりの目安」(24.8%)、「家族との話し合いの切り出し方」(16.8%)が上位となりました。

調査を実施した同協議会は、こうした結果について、「遺品整理の課題は単なる片付けや業者探しだけではなく、その前段階にある判断や確認の情報不足にもあるのでは」としています。

最後に、「実家の片付けや遺品整理を始めるなら、最も現実的だと思うタイミングはいつですか」と聞いたところ、「親の体調や生活に変化があったとき」(40.9%)が最多となった一方で、「まだ考えたくない」(20.8%)という人も一定数見られ、実家じまいや遺品整理は必要性を感じていても、何か変化が起きるまでは具体的な行動に移しにくいテーマであることがうかがえました。

本調査から見えてきたのは、実家の片付けや遺品整理における「判断の難しさ」「役割分担の未整備」「重要書類の所在不明」という大きな3つの課題です。

「まだ先のこと」と思いがちですが、いざという時に慌てないためには、日頃からのコミュニケーションや、お金関係の書類の置き場所の確認など、小さなことから準備を始めてみるのが大切かもしれません。

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【出典】
▽一般社団法人終活協議会/想いコーポレーショングループ:【2026年最新】約半数が「重要書類の保管場所が分からないと最も困る」と回答、4割弱が「誰が親の家を片付けるか決まっていない」――遺品整理・実家じまいの“準備不足”実態調査 
https://shukatsu-kyougikai.com/news/5222/

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