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成層圏で日の出に輝く漆芸作品を撮影 「宇宙で芸術鑑賞」大学生らモンゴルで気球実験に成功

京都新聞社 京都新聞社

宇宙で芸術作品を楽しむ「宙漆(そらうるし)」プロジェクトに取り組む京都市立芸術大出身の学生らのグループがモンゴルでの気球実験に成功した。日の出を受けて輝く漆芸作品の動画を公開している。

漆の造形作品を気球で成層圏まで飛ばして太陽や地球の光に照らされる姿を撮影し、宇宙と芸術の新しい表現の可能性を探るプロジェクト。2022年から同大学や名古屋大などの芸術系と理工系の学生が始め、23年には愛媛県で行った実験で漆黒の作品が次々に色を変える幻想的な映像を撮影。25年はモンゴルで実験を行ったがカメラが停止し、今春、再挑戦していた。

3月21日早朝、モンゴル・ウランバートル郊外で放った気球は目標の高度3万メートルには届かなかったが、成層圏に到達。複雑な曲線を描く高さ約30センチの作品が日の出に照らされ、さまざまな色を反射する映像を撮影できた。

プロジェクト代表で情報科学芸術大学院大大学院生の高岸航平さん(28)は「23年は深遠な宇宙と漆芸作品が相まみえる映像が撮影できたが、今回は地球の壮大さと作品の関係を表すような映像になった。新しい美しさを捉えることができてうれしい」と話す。

モンゴルでの映像は「宙漆」のサイトなどで公開している。

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