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大学4年間で20万キロ走破……そのために節約とバイトの日々 日本横断にアメリカ、オーストラリア…旅の軌跡に仰天「生きが良すぎる」「体力すごい!」

山岡 もと子 山岡 もと子

「俺の大学生活の全てだ」。2022年から2026年までの4年間の移動履歴をアプリで可視化した動画が、Xで1797万回以上表示される反響を呼びました。日本各地を縦横走る線と、アメリカやオーストラリアにまで伸びる軌跡に「生きが良すぎる」「まじで体力すごい!」と驚きの声が寄せられています。

投稿したのは、北海道で学ぶ大学院生の「おれんぢ」(@0r4n9e__)さん。動画は学部2年生から修士2年の現在までの記録で、中でも本人が「一番狂っている」と振り返るのが2023〜2024年。学業と旅をどう両立し、費用をどう工面してきたのか、話を聞きました。

大学入学以前は旅行の多い家庭ではなく、東北や九州へ行ったこともなかったといいます。大学進学で地元を離れ、「自由な時間の取りやすい大学生のうちに、できるだけ多くの場所を見て回りたい」と47都道府県を巡ることを目標にしました。コロナ禍だった大学1年生の頃、家で見続けていた旅行系YouTuberの影響も大きかったそうです。

移動が特に激しかった2023〜2024年は学部3年生。旅行系サークルに最も精力的に参加していた時期で、サークルや学科の友人と長期休みに本州へ飛び出しては、レンタカーで長距離ドライブをしていました。あえて地元から遠い空港で降り、青春18きっぷ(JRの格安きっぷ)で日本を“なぞる”ように帰省したことも。「片道旅行でうまくつなぐと復路の交通費が不要で安く済むので、それを楽しんでいました」と話します。

一番の思い出は、学部の卒業旅行で友人と挑んだアメリカ横断とのこと。ロサンゼルスからニューヨークまでレンタカーで走り、グランド・キャニオンやモニュメント・バレー、ナイアガラの滝といった大陸の自然の雄大さと、ニューヨークやシカゴ、ラスベガスなど大都市の華やかさに圧倒されたそうです。途中に泊まった宿では、日本人好きの男性に近くのファストフード店でチキンをおごってもらったこともあったそうで、「先人たちの行いとおじさんの優しさに感謝です」といいます。

「想像しているような旅行生活ではない」貯金とバイト代で節約旅行

旅の費用を支えたのは、コンビニでの20~26時(深夜2時)のアルバイトでした。この時間帯は時給が高く、授業と時間が重ならないうえ、休み希望に応じてくれる店長にも助けられたといいます。子どもの頃からのお年玉の貯金や、コロナ禍の大学1年生時に貯めたバイト代も活用。それが尽きてからは、稼いだ分をすぐ次の旅に使う「自転車操業です」と話します。

節約のため、一人旅では青春18きっぷと、1泊3000〜4000円ほどのゲストハウスを利用。談話室では同世代の旅行者や年配の男性と親しくなり、教えてもらった場所へ翌日足を運ぶこともあったそうです。富山のゲストハウスでは学生スタッフと仲良くなり、翌日に名古屋へ向かうというので車に乗り合わせてもらったこともありました。

友人とのドライブでは、温泉で入浴を済ませて観光駐車場で2泊連続の車中泊をしたこともあります。北海道では、金曜日の授業後に仮眠して友人と集合。運転を交代しながら夜通し道東まで走って朝から観光したそうです。夜行バスやフェリーも使い、移動時間をそのまま睡眠時間に充てていました。「今だともう体力的に無理です」と話します。

一方、移動ログには学会や留学で訪れた場所もあり、海外渡航を含め、すべてが旅行目的・全額自己負担というわけではありません。現地では隙間時間を縫って観光していたそうです。

投稿には「実家太すぎ」「親の金すぎる」といった声も多く寄せられましたが、「おれんぢ」さんは、「この記事を読んでいただいたら分かると思うのですが、想像しているような旅行生活ではないと思います(笑)」といいます。生活費に困らないよう支えてくれる両親には「大感謝」としつつ、自分なりに費用を工面して旅を続けてきました。

「憧れる」「やってみたい」という反応も届いたそうで、「高校生や大学1年生などが見ているなら、バイト代でどこかへどんどん飛び出して行ってほしいです」と話します。

「無理もしましたが、このスタイルで大学生活を過ごして良かったと思っています」

4年間の軌跡を、そう振り返りました。

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