捨て猫を発見し、懸命にお世話を続けるSNSユーザーが話題だ。
散歩を始めてすぐ、田舎道に響き渡ったのは、か細い鳴き声。声を頼りに探すと、そこには潰れた段ボール箱が。中には、まだ目すら開いていない、生後わずか3〜4日ほどとみられる小さな子猫たちが2匹。
見つけたのは、自宅でも猫や犬などを飼育する飼育係さん(area99keeper)だ。不思議なことに、愛犬「ねね」が亡くなった10日後に発見したそう。「もしかして、悲しまないように出会わせてくれたのかな」と今回の出会いについて語る飼育係さんに、子猫たちについて話を聞いた。
――段ボール箱の中をのぞき込んだ瞬間の気持ちは。
飼育係:普段からよく猫などの動物を拾う機会があるので、正直なところ「また見つけちゃったな…」という気持ちが真っ先に浮かびました。同時に、人の手によって明らかに意図的に捨てられているのが分かったので、こんな田舎でもまだそんなことをする人がいるんだな、と悲しくなりましたね。目も開いていないような状態でしたから、連れて帰る以外の選択肢はありませんでした。
――で、3匹目を見つけたのですね。
飼育係:段ボール箱を持ち上げてその場から去ろうとしたんです。すると、段ボール箱のすぐ近くにある草むらの奥から、かすかに鳴き声が聞こえて「まだいる!!」と驚きました。急いで草むらをかき分け、必死に探したところ、そこに3匹目の子が隠れていました。諦めずに鳴いてくれて本当に良かった。すぐに3匹目も抱き上げ、妹と一緒に急いで家へと引き返しました。
――保護された子猫たちのお世話について。
飼育係:生後間もない子猫のお世話は時間との戦い。哺乳瓶での授乳や、排泄の世話を繰り返す日々です。実は状態が急変して「ちょっと死にかけちゃった」というほど危ない局面もありました。本当に一瞬も気が抜けない、必死の毎日です。
――それでも、お世話の中で喜びを感じる瞬間は。
飼育係:一生懸命にミルクを飲むときに、耳をピコピコと動かしてくれたり、たくさん飲んでお腹がいっぱいに膨らんで満足してくれたり。小さな体で懸命に生きようとする姿を見るだけで、看病の疲れも吹き飛びます。誰かが手放し、私たちに渡されてしまった「命のバトン」。このか細い糸を絶対に切らさないよう、今はただ、この子たちが無事に育ってくれることだけを願ってお世話を続けています。
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動画には「絶対幸せになる子猫たち」「よくぞ育ててくださいました」「なんとかこの時期を乗り切ってほしい」などの反響が寄せられた。
人間の都合で草むらに置き去りにされた3つの小さな光。もしあのとき、ほんの一歩早く立ち去っていたら。もし最後の1匹が、声を上げるのを諦めていたら。偶然がつなぎ止めた命のバトン。元気に育つことを願ってやまない。