店内で作業中、ふと外を見ると交差点を鹿の群れが渡っている…奈良の雑貨店主が撮影した写真がXで話題だ。
奈良の雑貨店「HoonNyanBoo」さんが「人よりも車よりも鹿さま最優先」とのキャプションとともに投稿した写真には、スクランブル交差点を悠然と渡る、10頭の鹿。
一列にきれいに並び交差点に突入。歩行者信号は赤だが、鹿には関係なし。のんびり道路を横断するまで、車は停車して待っている様子がうかがえる。この奈良の"鹿最優先"の暮らしについて、HoonNyanBooさんに話を聞いた。
――鹿の群れに気づいたときはどのような状況でしたか?
HoonNyanBoo:店内で作業をしていると、鹿が交差点の真ん中を渡っていくのが見えたので、思わず店を出ました。すると次から次へと行列になって鹿が歩いてきたんです。写真の10頭のあと、少し間をおいてまた4、5頭。三条通を西から東に進んで横断していました。
――普段からこんな大きな横断歩道にも鹿が来るのでしょうか?
HoonNyanBoo:奈良公園から少し離れていることもあり、以前はこの辺りではほとんど見なかったんです。最近は3頭くらいのグループが街路樹の葉っぱを食べているのを見かけるようになりました。ただ、10頭以上がまとまって歩いているのを見たのは初めてで、かなり驚きました!
――「鹿さま最優先」について
HoonNyanBoo:歩行者信号は赤、車両側は青なのに、鹿の行列が完全に通り過ぎるまで車が停まって待ってくれていました。クラクションを鳴らす車も一台もなく、反対側も同じように待ってましたね。奈良らしい光景だなと思いました(笑)。
――鹿と共存する生活で印象に残っていることは?
HoonNyanBoo:奈良県民は奈良公園周辺で鹿を見かけても写真を撮ることはほとんどないと思います。でも普段見かけない場所で見つけると、つい撮ってしまいます。夜の住宅街で遭遇すると、かなりびっくり。身近でも違う場所だと特別な感じがします。
――観光客がとても多いですが、伝えたいことは?
HoonNyanBoo:鹿が急に飛び出してくることもありますので、奈良の道路ではいつも以上に注意して運転してください。横断したり車道をのんびり歩くときも、クラクションを鳴らさず気長に待ってもらえると幸いです。人に慣れていますが野生動物なので、小さなお子さまやお年寄りは十分に気をつけてください。こうした光景も「奈良らしさ」の一つかなと思います。
◇ ◇
SNSでは「一列に並んでお行儀もいい」「停車して待って下さるドライバーさん、ありがとう!」「インバウンド前の当たり前の風景」「神様のお遣いですから!」と反響が集まっている。
人と車が鹿を優先する、奈良ならではの穏やかな日常が心に残る光景だ。
HoonNyanBooさん Xアカウント
https://x.com/HooNyanBoo