直近2年間の路上駐車経験は約2割で過去最少――そんな実態が、パーク24株式会社(東京都品川区)による「路上駐車」に関する意識調査で分かりました。取り締まりの強化や危険性の認識が高まるなか、社会問題化する路上駐車をなくすために必要な課題とは何か、最新のアンケート結果から紐解きます。
調査は、同社が運営するドライバー向け会員制サービス『タイムズクラブ』に2025年3月以降に入会した会員4752人を対象として、2026年3月にインターネットで実施されました。
駐車違反の取り締まり件数は年々減少傾向にあり、2021年以降100万件を下回っていますが、2024年の駐車車両が原因となる交通事故の件数は1341件にのぼり、22人の尊い命が失われました(※)。また、路上駐車は交通事故のみならず、交通渋滞や緊急車両の通行の妨げになるなど、多くの問題を引き起こしています。
(※)出典:警察庁交通局 駐車対策の現状(令和7年12月)駐車車両への衝突事故と駐車車両に起因した事故を合計
調査の結果、路上駐車が原因で「運転中に危険を感じた経験がある」とした人は81%に達し、多くのドライバーが路上駐車にリスクを感じていることが明らかになりました。
一方で、「これまでに路上駐車をしたことがある」とした人は50%でしたが、期間を直近2年間に絞ると「ある」と答えた人は21%まで低下。2年以内の経験率は年々減少しており、過去最少を更新しました。
「直近2年以内に路上駐車をした理由」としては、「駐車場に停めるほどの時間ではなかったから」(67%)や「近くに駐車場がなかったから」(43%)に回答が集まった一方、「駐車料金を払いたくなかったから」は6%にとどまり、料金負担を避けるためではなく「短時間だから問題ない」という意識や、周辺の駐車環境が主な原因となっていることが分かりました。
反対に、「以前は路上駐車をしていたものの、直近2年はしていない理由」としては、「路上駐車の取り締まりが厳しくなったから」(50%)、「路上駐車が危険だと知ったから」(37%)、「駐車場の数が増えたから」(29%)といった意見が挙がり、警察による取り締まりの強化に加え、路上駐車の危険性に対する理解の広がりや駐車場の整備が、行動の変化につながっている様子がうかがえました。