北海道旭川市の老舗菓子店「壺屋」で繰り広げられた異色の対決がSNSで話題を呼んでいる。対決の模様を動画で紹介したのは、壺屋公式Instagram「壺屋の社長とおち(@shacho_to_ochi)」さん。
「壺屋の社長VS5年目社員の包装スピード対決」と題された動画には、店頭で真剣な表情で箱を包む2人の姿が。現在は経営に専念しているはずの社長VS現役の社員。一体どちらに軍配が上がるのか?対決は注目を集め、267万回再生を記録。注目の対決の結果と、勝負に賭けた思いについて、社長と、対決した社員のおちさんに話を聞いた。
――対決の経緯は?
社長:対決そのものは本当に急な思いつきで、練習なしの「一発撮り」。私自身、今は日常的にラッピングをすることはありませんが、かつて現場にいた時代に培った感覚は、今でも体が覚えています。現役の社員さんにスピードで遅れを取ってはいけないと思いつつ挑みましたが…やはり負けると悔しいものですね。
――対決を見守っていた社員さんの反応は?
社長:社歴の浅いスタッフは、私が包装できること自体に驚いていたようですが、実は今でも普通に売り場の応援に入ることがあるので、ベテラン勢にとっては見慣れた光景だったようです。
――ラッピングに込める思いは?
社長:私たちが理想とするのは、一箇所を開けると全てがほどけ、中身が現れる「完全包装」という美しい形態。しっくりと美しく包めた時の達成感は、販売員にとって何物にも代えがたいものです。
――社長から勝負を挑まれた時の心境は?
おち:緊張しました! 実は私、社内でも包むのが早い方ではないので、このままじゃマズい!と思い、実は前日にちょっとだけ「コソ練(こっそり練習)」をしました(笑)。
――見事勝利されましたね。
おち:勝てたことはホッとしましたが、本音を言うとマイベストな仕上がりではなかったので悔いが残っています。人生の大先輩である社長が、ちょっと手を抜いて勝たせてくれたのかな…?と思ったりも。
――きれいに、かつ速く包むためのコツは?
おち:箱の「角(カド)」をピシッと立てること、紙にたるみを作らないこと。ただ、1番気をつけているのは、中のお菓子に無理をさせないこと。きれいに包もうとして力を入れすぎ、大切なお菓子を潰してしまっては本末転倒。お菓子を優しく守りながら、お客様をお待たせしないスピード感を持つ。そのバランスを心がけています。
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投稿には「楽しそうな職場」「どさんこの誇りすぎ」「社員さんの包装の方が好み!」などの反響が寄せられた。動画の最後には、こっそり社長が自主練習に励む姿が。社員と技術を競い合い、まだまだ向上心を忘れない社長は、SNSでも大人気だ。壺屋名物「き花」を手に取られた時には、包装にも注目していただきたい。
▽壺屋の社長とおち Instagram
https://www.instagram.com/shacho_to_ochi/