日本最北の礼文島で開催された同人誌即売会「最果てケット」がSNS上で大きな注目を集めている。「皆さん、これが北方領土を除く本邦最北端の有人離島礼文島で開催の同人誌即売会です!」とその模様を紹介したのは出展者の局長@白川同人社さん(@tatami_shino)。
札幌から陸路とフェリーで7時間前後、飛行機とフェリーでも6時間前後かかる最果ての島・礼文島。最果てケットは9月20日にその礼文島の船泊集落にある妙慶寺と集会所で開催され、へき地の同人即売会としては異例の大反響を集めたという。
局長さんに話を聞いた。
ーー最果てケットを知ったご感想と参加された経緯をお聞かせください。
局長:6月上旬から当方のX上で礼文島で即売会をやる旨の主催者氏の書き込みが見えたことから検討を始めました。
当方は東京コミケのジャンル分けで言うと「鉄道・ミリタリ」に属しています。知人に今回のようなへき地での即売会を熱心に追っている方がおり、その方とも謀って今回の参加を6月半ばには決意しました。当方の発行する同人誌は東京から西の即売会で売ることが多いため、この際最北の方々にもご覧いただきたいと期待もしました。
ーー参加されたご感想をお聞かせください。
局長:20日当日の朝に会場入りして、即売会終了後の後夜祭までお世話になりました。参加として評価最高ランクの素晴らしいイベントに参加することができ、今後に誇りたいです。主催者氏も「ここに参加したことを誇れるイベントに」と言っておられたものと符合します。
ーーどんな方たちが参加していたのでしょうか?
局長:サークル参加数は46サークルでした。
参加サークルはおおよそ3グループに分類できます。まずは主催者氏と以前からつながりが深いであろうミリタリー・航空・バイク系サークルが15程度。これは第1会場のお寺の本堂に配置されました。
次に地元、礼文島在住者の2サークルを含む北海道在住者によるサークルが10程度。これは第2会場の地域集会所に配置され、礼文島のサークルのうち1つはコンブと流木アートを売っておられました
あとは道外から集まった鉄道・評論・地理・歴史・旅行・狩猟・秋田でイベント主催をしている方などのサークルが20程度。第2会場の地域集会所に配置され、当方も大阪から夏コミ行きの専用列車「コミケットトレイン」の記録誌で出展しました。
印象的なのは物好きな男性ばかりで構築されたイベントではなく、女性が大活躍していたという点です。男女比では男性の方が多かったのですが、女性向けサークルの本の出展があり、女子コスプレイヤーも複数人。反響を呼んだ「ホッケのちゃんちゃん焼き」の調理を指揮されたのは流木アーティストのお姉さまでした。
ーー来場者はどんな方が?
局長:トータル来場者数は約100名と聞いていますが、礼文島民の方も居られました。主催者氏が「ウチの檀家さんが本を買いに来られた!」と驚いていました。
年齢層も幅広く、島の高校生の男の子からお寺の檀家さんのご婦人まで。後夜祭で世代別に手を挙げたところ40代がボリュームゾーンの模様です。
ーーご投稿に対し大きな反響が寄せられました。
局長:私より多くバズった方も居られるのでインプレ数は気になりませんでした。返信や引用はほとんど好意的なもので共感しました。
やはり主催者氏がこれまで培ってきた活動と人脈から意欲あるサークルが集まり、そこに礼文島という特異な環境の強みが掛け合わさってイベントの魅力や面白さが当日参加者の発信から伝わったのだと思います。
今回のご縁をつないでくださった主催のティルさんの御人徳と、それを支えるスタッフの方々に改めて称賛の意を表します。
◇ ◇
SNSユーザーたちから
「良き 北の最果てならではの寒さを凌ぐ温かさ」
「こういうのを見ると…元同人屋として『今の自分は何かを発信できているのか?』と恥ずかしくなります。北の皆さん、がんばってー!」
「夢で見る即売会のようです…」
など数々の驚きの声が寄せられた今回の投稿。最果てケットは来年は9月19日に開催予定とのこと。ご興味のある方はぜひSNSで情報をチェックしていただきたい。
【局長@白川同人社さん関連情報】
▽Xアカウント
https://x.com/tatami_shino