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「週1でビール24缶」英検3級の面接で即答した40代父 不合格になった30年前のリベンジかけて1級バッジを胸に再挑戦

山岡 もと子 山岡 もと子

40歳を超えてから約3000時間の勉強を重ね、英検1級を取得した父親が、約30年前に不合格だった英検3級に再挑戦しました。中学生に交ざって受けた二次試験(面接)の様子をつづり、「30年越しのリベンジ完了」と報告した投稿が、Xで大きな話題になっています。

「普段の買い物で、何を買いますか?」という中学生向けの易しい質問からスタートした面接試験。「週1でビール24缶、1ケース」と即答。「ブフォwww」と思わず面接官がふき出してしまう一幕もあったそうです。投稿したSJさん(@sekisekisekky2)に、再挑戦の理由や面接でのやりとりを聞きました。

1級バッジに動揺する面接官

試験当日、SJさんは英検1級の合格バッジを胸につけて会場へ。会場は投稿にあるように、まさに「中学生の中に、1人だけオッサン」という状況でした。

入室した瞬間の面接官の反応について、SJさんは「明らかに動揺していました。面接官は上位級取得者と聞いていたので、おそらく1級バッジの存在は知っています。異常なオッサンを見る目でした」と振り返ります。

話題の「ビール」の回答については「中高生向けの質問なので、本来はノートやテキストなどを答える場面だったのですが、普段買っているものを聞かれたので、考えるより先に口が動いてしまいました」とのことでした。

この投稿には「受験者、面接官ともに記憶に残る試験でしたね」「リベンジおめでとうございます」などのコメントが寄せられ、151万回以上表示されました。

息子に背中を見せたくて…41歳から3000時間

SJさんが本格的に英語を学び始めたのは41歳のとき、当時小学生だった2人の息子に「親が努力する姿を見せれば、勉強するかもしれない」と考えたのがきっかけで、どうせやるなら苦手だった英語に挑もうと決めたといいます。

学習を続ける原動力になったのも、親としての思いでした。「(自分が)勉強をやめてしまうと、息子たちも勉強をやめてしまうのではないかと思い、学びをやめるという選択肢はありませんでした」とSJさん。息子たちから見える場所で勉強を続けるうちに学習が習慣となり、学び続けられるようになったといいます。

単語は1万語以上を覚え、英作文の練習は数百枚に及びました。このほか25分間のオンライン英会話は1230回を数え、ほぼ毎日3時間以上、合計約3000時間の学習を積み重ねた結果、42歳でTOEIC920点、44歳で英検1級に合格できたそうです。

実は中学時代のSJさんは塾にも通い、英語の定期テストでは毎回80点以上を取れていたといいます。それでも、英検3級は不合格になってしまったのだそう。

「すぐ4カ月後に受ければよかったのですが、苦手意識がついたまま、その後30年をひきずることとなります」。学校の授業やテストでつまずいたわけではないのに、たった一度の不合格が、長く尾を引く苦手意識になっていました。 

30年前に落ちた英検3級へのリベンジは、1級に合格できたことで果たせたと思っていたSJさん。それでも3級を受け直したのは、10年以内に全ての級を優秀な成績で取得すると英検協会から特別賞が贈られる制度があり、その獲得を目指しているためだそうです。

これだけの英語の試験を受けていることについて、息子さんたちの様子を聞くと「特に無反応」とのこと。それでも息子さんの友人が遊びに来ると、英検1級の賞状を見て「すげー」と言ってもらえるのが誇らしいようで、そのことをうれしそうに話してくれるといいます。

現在は、夢だった通訳の仕事に向けて、11月に予定される通訳案内士国家試験の二次試験に挑戦する予定。年齢を重ねても学び続ける父の姿は、息子さんはもちろん、多くの人の背中を押しそうです。

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