tl_bnr_land

マンボウの骨格標本を作ってみたら→頭はデカいのに……驚愕の姿に、159万超表示 「尾びれどうなってるの?」「フグの仲間を実感」

そんでなライターズ そんでなライターズ

「マンボウの骨格標本できた」という言葉とともにXに投稿されたのは、生前の丸い面影からは想像もつかない、頭部だけが異様に大きく、胴体部分が極端に細い驚きの骨の姿でした。水分を大量に含んでいるため、加工が極めて難しいというマンボウの骨を、ヒレの先まで完璧に仕上げた職人技は、約4万件のいいねを集める大反響に。「尾びれはどうなってるの!?」「肋骨がない、これでフグの仲間だと実感した」と、生き物の神秘に驚愕する声が殺到しています。

投稿したのは、自ら製作した骨格標本を紹介している、いのししの人さん(@inoshishinohito)です。

公開された写真では、標本にする前のマンボウと、完成した全身の骨格を見比べることができます。骨格は頭部が大きく、胴体部分は細い形をしています。上下に長く伸びたヒレや、一般的な魚の尾びれとは異なる、尾側の舵鰭(かじびれ)も目を引きます。

写真を見た人からは、「この骨格が化石で出てきたら、マンボウの姿を復元できるだろうか?」「肋骨がないのを見ると、こんな見た目でもフグの仲間なのを実感しますね」「進化の過程で、この構造を取った理由が分からなすぎる」といった声が寄せられました。

骨だけの姿がすっきりした顔つきに見えるという反応について、いのししの人さんは「確かに骨だけ見ると、パッと見シュッとした顔つきにみえるかもしれないですね(笑)」と話します。

一方、この標本を完成させるまでには、マンボウの骨ならではの難しさがありました。

マンボウの骨は軟骨成分が多く、大量の水分を含んでいます。そのため柔らかく、作業中に切れたり折れたりしやすいうえ、水分が抜けると縮んでゆがんでしまうそうです。

皮下組織が分厚く硬いことから、解体する際も骨を傷つけないよう、慎重な作業が必要でした。水分が抜けた後も形を保てるよう、さまざまな薬品処理や工程を重ね、ヒレの先までていねいに仕上げたといいます。

標本を作る際は、製作者の感性で形を変えるのではなく、生き物本来の姿をできるかぎり残すことを大切にしています。今回も、骨の収縮や変形に注意しながら製作しました。

完成した骨格を初めて見たときは、頭部と胴体部分の違いが印象に残ったそうです。

「フグ目全般にいえることですが、頭ががっつりしていて、胴体部分は貧弱というのが、より強調されてるなという印象を受けました」

巨体に対して細く見える骨格については、「水中だからこそ、この構造であの巨体を維持できているのかなと思いました」と話します。

見どころとして挙げるのは、上下に長く伸びたヒレと、尾側にある舵鰭です。

「フグ目の魚はハリセンボンなどもそうですが、とても面白い進化をしているので、他の魚類にはない部分を楽しんでいただけたらと思います」

骨の形からは、どの部分の筋肉が発達していたのかを、ある程度読み取れるそうです。近縁種と比較することで、生前の姿を考える手掛かりにもなるといいます。

「外見からでは見えない進化の痕跡や、近縁種との違いを感じられるのも骨格標本の面白さかなと思います」

いのししの人さんは、マンボウ以外にも、魚やカメ、ヘビなど、さまざまな生き物の骨格標本を製作しています。

ハブ酒に入っていたハブやコーンスネークも、骨格標本に仕上げました。

魚類では、ウマヅラハギの骨格標本も手がけています。

マンボウの投稿は、159万回以上表示されました。予想を超える反響に、いのししの人さんも驚いたといいます。

「マニアックな領域の投稿だと思っていたので、これほど多くの方に興味を持っていただけるとは思わず、驚いています」

「『骨』というアプローチを通じて、マンボウという生き物の不思議さや面白さを多くの方と共有できたことを大変うれしく思います」

今後も、骨格標本を通して、生き物の内側に隠された魅力を伝えていきたいと話します。

「生き物の内側には、外側からは絶対に見えない、何百万年もの進化が詰まった美しいデザインが隠されています。これからも、その『隠された美』を1つずつていねいにひもとき、標本を通じて皆様に届けていきたいと思っています。いつもSNSや動画を応援してくださる皆様の驚きの声が、日々の製作の大きな励みになっていますので、ぜひこれからの挑戦も楽しみに見守っていただけるとうれしいです」

まいどなの求人情報

求人情報一覧へ

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース