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「10年間も開けないままの窓」……手がとどかず大失敗 せっかくの戸建てなのに「建築士さんの言うことを聞いていれば」【漫画】

中瀬 えみ 中瀬 えみ

デザイン性を高めたり、防犯を重視しつつ外光を取り入れたりできる「飾り窓」は、戸建てならではの雰囲気のある外観を作れるのが魅力です。

開閉しないFIX窓、縦や横に長いスリット窓、くるくるとハンドルを回して開けるすべり出し窓など、形や役割もさまざまな飾り窓について、残念ながら「失敗」と感じている方のお話を集めてきました!

「飾り窓」で外からの視線を遮りつつ明るさや通風を確保!

Aさん(東海在住、40代、主婦)夫妻の建てた戸建ては小学校、中学校への通学路に面していて歩きやすい歩道もあるため、一日中人通りが絶えない通りに面しています。

そのため、道路に面した北側は窓をできるだけ作らず、プライバシー重視の間取りで設計を依頼しました。そんな北側の壁の一部に取り入れたのが、高い位置に設けた横すべり出し窓です。人の視線よりも高い位置に配置することでプライバシーは確保できる上、北側から入る柔らかな光を取り込みつつ、季節のよい時期や換気したいときは空気の流れを作れるようにはめ殺しではなくレバーハンドルで開閉できるタイプを選びました。

「全体的にもう少し予算を削りたい」と建築士さんに相談したとき、真っ先にこの飾り窓をはめ殺しの固定窓にしてしまうことを提案されましたが、リビングに面していたため風通しが良い方がいいと考えて、開け閉めできるようにしてもらったのですが…。

「私では手の届かない位置にハンドルがあるので、開け閉めが面倒で結局一度も開けたことがないんですよね。実際そんなに風を通したいと思うこと自体が少ないですし…。もう引越して10年近く経ちますが、記憶している限り数回程度です。先日大掃除の時に開けてみようとしたら、あまりに開けないせいか、私の力ではもうハンドルが回りませんでした。こんなことならあの時、建築士さんの言うことをきいて、はめ殺しでよかったなって後悔しています」

「必要だと思ったけど不要だった」は窓に限らず家づくりの「あるある」ですね。

縦長の飾り窓、外から中が見えないようにすりガラスにしたら

Bさん(関西在住、30代、主婦)宅にある飾り窓は玄関ホールに設けられています。クローズ外構で外からの視線を気にする必要があまりないため、玄関の明かり取りとして縦長のスリット窓をアクセントに取り入れました。とはいえ、普通の窓ガラスではのぞき込もうと思えば中が見えてしまいます。そのため、光は取り入れつつはっきりと内部の様子はわからないように、すりガラスを入れてもらうことにしました。

「光が一直線に入るのではなく、柔らかく拡散する光になるので玄関の明かり取りにはピッタリですよ、とオススメしてもらったのですが、正直明るさはいまひとつのように感じています。もちろんないよりはいいんだと思うんですけど、結局人が来るときは電気を付けないと薄暗いな、と感じるので…。とはいえ、ガラスをはめ直してもらわなきゃというほど不便というか大事なところでもないので、結局そのままになっています」

「明るさ」のような、感じ方に個人差がある要素を思い通りに作るのは難しいですよね。

子どもが飾り窓のところにぬいぐるみを並べていたら

Cさん(関東在住、40代、会社員)一家は夫婦と中学生の長女、小学生の長男の4人家族です。いわゆる「狭小住宅」と呼ばれる3階建てで、子ども部屋は3階にそれぞれの個室が向かい合わせになっている間取りです。

長女の部屋には部屋を少しでも広く見せるための出窓があります。落下防止のため開口できるのは出窓の両側部分だけになっています。

その出窓に、長女は増え続けているぬいぐるみを並べるようになりました。外は見えなくなっているけれど、スペースの有効活用はできているか…と放置していたCさんですが、中学に入ったころ、長女に喘息症状が出てしまい、部屋の中から埃が出そうなものを撤去するようにアドバイスを受けてしまいました。

仕方なく片付け始めたところ、結露していたのか窓ガラス側のぬいぐるみにカビが生えていてビックリ!!

「窓際にぬいぐるみ並べてるおうち、結構見ますよね?ウチは結構びっしり積んじゃったのがよくなかったのかもしれません。このせいで喘息が出ちゃったのかも、と思ったら出窓なんか作らなければよかったなと思います。出窓じゃなくてぬいぐるみと結露させたのが悪かったんですけど…」

まさかこんなことになるなんて、という後悔でした。

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