キャバクラやスナック、風俗店など、いわゆる夜職の面接では、「行けば全員採用ですぐに働ける」と思われがちです。しかしそれは大きな勘違い。ナイトワーカーの数が溢れんばかりに存在する現代では、不合格も決して珍しくはありません。では、面接で落とされてしまう理由とは、一体どんなことなのでしょうか。
身体のキズは不採用の原因になってしまうかも
お店で働くキャストはいわば“商品”。残酷な話ですが品質が低ければ取り扱ってもらえません。そしてここでいう品質とは、容姿や接客態度はもちろん、身体のキズも含まれます。たとえば手術の縫合跡や妊娠線、ひどいやけど跡だけでなく、手首を切ったキズなども厳しくチェックされるのです。
ドレスやお店の制服で誤魔化せたり、店内が暗くて目立たないのなら多少は考慮されることもありますが、風俗店の場合は不採用になってしまうケースが多いです。
タトゥーの有無
昨今ではタトゥー(入れ墨)を入れている人が、芸能人だけでなく一般の人でも多くなっています。しかし苦手だと思うお客さんが大多数である現状では、面接でも不利に働きます。
とくに格式高いお店ほどNGか、徹底的に隠すよう強く言わるのです。また、洋彫りOK・和彫りNGなどデザインや場所、大きさでも合否がずいぶんと変わりますね。ただ、風俗店に比べて飲み屋系のお店ではやや寛容で、ドレスで隠せる腰やおしりなどにあるタトゥーはあまり影響しません。
借金持ち
筆者はこれを取材で聞いた際に「お金が必要だから夜職をやるのでは!?」と驚きましたが、最近では借金がある人は採用しないお店が増えています。なぜならお店側も、借金返済が捗るほど稼がせられる自信がないからです。
また、今は借金のカタに店に売られる時代ではありません。お金のためにしぶしぶ働いて接客態度が悪いのなら、少しでもやる気があるコを入れたいのがスタッフたちの本音です。
それだけでなく、もしも闇金などアヤしい消費者金融に手を出しているキャストを雇ってしまった場合、店に反社会勢力の人が乗り込んでくるリスクが生じるのです。このリスクを取り除くためにも面接では厳しくチェックしています。
年齢(30歳以上は特に要注意)
年齢は合否に大きく関わる要素で、寿命が短いこの世界では25歳を超えると採用幅がどんどん狭くなります。30歳を超えるとさらに合否のジャッジが厳しくなり、5歳刻みくらいで選択肢が減っていくのが一般的です。
これもナイトワーカーが増えたからこそできる、店側の“贅沢”といえます。ただ逆を言えば「売り上げさえあれば年齢はちょっと考慮する」なんてことも多いため、必ずしも年齢がハンデになるとは限りません。
採用基準の変動もアリ
ここまで採用の厳しい点をあげていましたが、実は採用基準が一切ブレない店はなく、多少の変動はどこでも起きます。たとえばキャストの卒業が相次ぐ時や繁忙期の数カ月前などは人手不足を回避するべく、採用基準を緩めて人員確保を徹底します。
基準が下がるタイミングを狙って面接へ行くとすんなり通ったり、反対にキツい時期へ行くと運悪く落とされる可能性も考えられるのです。また、一向にルックスの良いコ・成績優秀なコが入ってこないと、店全体のレベルが下がるため、一旦採用基準が下がるという例もあるので、もし1度面接に挑戦したけれど落ちてしまったという人も、諦めないでタイミングを見計らって再チャレンジしてみましょう。
◆たかなし亜妖(たかなし・あや)
元セクシー女優のシナリオライター・フリーライター。2016年に女優デビュー後、2018年半ばに引退。ゲーム会社のシナリオ担当をしながらライターとしての修業を積み、のちに独立。現在は企画系ライターとしてあらゆるメディアで活躍中。