このところ各地で頻発している地震。そんな中、SNS上で大きな注目を集めているのは家具の転倒防止と水の備蓄を兼ねた一石二鳥の地震対策。「背の高い家具の一番下に水を備蓄すると、家具の重心が重くなって揺れにくく倒れにくくなります」
とその模様を紹介したのは防災士イラストレーターのアベナオミさん(@abe_naomi_)。
たしかにこれなら地震による被害を減らしながら、飲み水を確保することができる。アベさんはこの対策により、2022年3月16日の福島県沖地震でも被害を防ぐことができたそうだ。
アベさんに話を聞いた。
ーーこのライフハックの効果、利点についてお聞かせください。
アベ:これは東日本大震災後から始めた防災対策です。宮城県で被災した私ですが、地震の揺れで背の高い棚や食器棚は倒れたり、食器が落ちる被害がありました。当時は重心を特に考えずに収納していたので、重たいものが上にあったり、軽いものを下に入れたり…散々でした。
震災の後から防災対策に取り組んだときに、困ったのが備蓄水の置き場。いざという時にすぐ使いたい。けど、インテリアの邪魔になってほしくない。そこで使い始めたのが「背の高い家具の一番下」でした。水の重みで棚の重心を下げて、揺れにくく転倒しにくくなります。
利点は、持ち家でも賃貸でも壁や天井を傷つけずに防災対策できること。水の備蓄もできて一石二鳥にもなります。
ーーご投稿に対し大きな反響がありました。
アベ:私も反響の大きさにびっくりしています。2016年から防災士イラストレーターとして、防災対策を広めるためのポストをし続けていますが、大きめの地震が頻発したタイミングもあり過去一番のインプレッションとなりました。
「やってみます!」「簡単そう!」「すぐやります」
とたくさんのコメントも頂きました。たくさんの家庭でこの方法が広がって、地震の揺れに強いお家がたくさん増えたらうれしいです!
◇ ◇
SNSユーザーたちから
「なるほど!水のペットボトルが飛び出ないように、100均のマットレス滑り止めシートを敷いておくと、さらに良いかも。食器棚と食器の間には敷いてみてます」
「実家では食器棚の1番下が缶詰とか水とか重たい備蓄品置きになっていて、頻繁には使わないからだと思い込んでいたけど、そういう意味があったんですね。レスキュー隊で隊長をやっていた父が譲らなかった理由がようやくわかりました。真似してみよう」
「なるほど!自分は缶詰や買い置きのパスタ、素麺など重量物を下段に保管してました。減災になるとは。水も含めて非常食コーナーにしようかな?」
など数々の感謝の声が寄せられた今回の投稿。読者のみなさんもぜひお試しいただきたい。
アベさんは熊本地震が発生した2016年に防災士の資格を取得。以来、「防災を身近に、防災対策する家庭が一軒でも増えて大きな災害でケガをする人を一人でも減らしたい。減った分、本当に救助が必要な人に救急車・消防車を送り出そう!」という信念のもと、防災情報を発信し数々の書籍も手がけている。ご興味のある方は是非チェックしていただきたい。
【アベナオミさん関連情報】
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