警視庁警備部災害対策課の公式Xアカウント(@MPD_bousai)が、豪雨の備えとして、「水のう」を使った防災対策を紹介しています。身近なもので実践できる浸水防止の方法に、1万件を超える「いいね!」がつくなど関心が高まっています。
ビニール袋に水を入れて、排水口からの逆流を防止しよう
洪水時には、急激な水位上昇で下水管が満水になり、洗濯機やお風呂の排水口やトイレなど思わぬところから「下水が逆流」してしまうことも。そんな場合には、ビニール袋に水を入れた「水のう」を置くと、下水の逆流をふせぐ効果が期待できるそう。「台風の接近に備え、まず『できることから始めて』被害を防ぎましょう」と、呼びかけています。手順は以下の通り。
①ビニール袋などを2、3重にして、袋の半分くらい水を入れ、袋の口を固く縛る。
②その袋を以下の場所に置いておく。
・お風呂場…浴槽や床の排水口
・洗濯機、キッチン、洗面台…排水口
・トイレ…便器(ビニールをかぶせた上に置く)
この投稿には、「こういう知識って大事ですね」「豪雨に備えて覚えておきます!」などの投稿が続々と。「大雨の日、トイレがゴボゴボ噴水みたいになって…水のうで押さえ込むのね。勉強になった」など、実際に下水の逆流を経験した方からのコメントも寄せられていました。
▽出典
・警視庁警備部災害対策課 公式X/台風の接近に備え、まず「できることから始めて」被害を防ぎましょう
https://x.com/MPD_bousai/status/1823857134225989663
・国土交通省中部地方整備局/家庭で出来る水防(簡易水防工法)
https://www.cbr.mlit.go.jp/kawatomizu/suibougizyutu/chapter6.pdf