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夏の日差しをいっぱい浴びた洗濯物 お気に入りの服が一気に退色 タオルもなんか臭う!【衣類販売店社長が解説】

長澤 芳子 長澤 芳子

Aさんは、いつも洗濯物をベランダに干してから出勤しています。「夏場は短時間でカラッと乾いて気持ちがいい」と思い、日光がよく当たる位置に洗濯物を干していました。

このような干し方をおこなっていたところ、いつの間にかお気に入りの色鮮やかな衣類が一気に色あせてしまったのです。そのうえ一緒に干していたタオルから嫌な臭いが漂ってくるようになり、Aさんは頭を悩ませていました。

この悩みを同僚に相談してみると、同僚も同じような悩みを抱えており、乾燥機を使うようになったと言いました。これを聞いたAさんは「これだけのために洗濯機買い替えなんてできない!」と途方に暮れてしまいます。

では、このような洗濯物トラブルを防ぐ方法は、乾燥機の使用以外にないのでしょうか。無人の衣料品販売店『RELOOP STORE』を全国展開する、株式会社UPBEARの代表取締役・中谷駿志さんに話を聞きました。

真夏の洗濯物干しのおすすめは「陰干し」「裏返し干し」

―Aさんの洗濯物トラブルの原因は何なのでしょうか?

おそらく紫外線による「日焼け(退色)」と「生地の脆化(ぜいか:もろくなること)」です。夏の強い紫外線は、衣類の染料の分子を破壊してしまうため、お気に入りの色鮮やかな洋服があっという間に色あせてしまいます。

また、繊維そのものにもダメージを与えるため、生地がゴワゴワと硬くなったり、傷んで破れやすくなったりして、大切な洋服の寿命を縮めてしまいます。

―タオルや衣類が臭う原因のひとつも、紫外線ということでしょうか?

厳密にいうと、直射日光そのものが臭いを生むわけではありません。日光に含まれる紫外線には強い殺菌効果があるため、むしろ菌の繁殖を抑えてくれます。

問題なのは、先ほどお伝えした「紫外線による生地の劣化」です。日光に当てすぎて生地が傷むと、繊維が水分を吸収・保持しやすくなり、結果として後から汗などの水分を吸った際に雑菌(モラクセラ菌など)が繁殖しやすく、悪臭を放つ原因になります。

また、日焼けを恐れるあまり「完全に乾ききる前(生乾き)」に取り込んでしまうことも、雑菌を増やす大きな原因になります。

―衣類の色あせや生地の傷みを防ぐ干し方を教えてください

1番のおすすめは「陰干し」、あるいは「裏返し干し」です。直射日光の当たらない通風の良い日陰に干すのがベストですが、どうしても日に当たる場所に干す場合は、洋服を全て「裏返し」にして干してください。これだけで、表面の退色や紫外線の直接的なダメージを大幅に防ぐことができます。

ネット通販で簡単に服が買える時代ですが、お店でお気に入りの一着を見つけた時の幸せな体験は特別なものです。そうして手に入れた大切な洋服を長く愛用するためにも、夏の干し方を少しだけ意識してみていただければ幸いです。

中谷駿志(なかたに・しゅんじ) 株式会社UPBEAR 代表取締役
アパレル業界歴15年の知見を活かし、24時間無人の洋服屋『RELOOP STORE』を全国展開中。物価高の現代だからこそ「三方良し」の仕組みで、誰もがお手頃価格でおしゃれを楽しめる新しい買い物文化の創出を目指している。

▽株式会社UPBEAR公式ホームページ
https://www.up-bear.com/

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