今は虹の橋に旅立った愛犬と過ごした懐かしい日々ーー。その大切な思い出をひとつひとつ、SNSに記録としてつづっている飼い主さんがいます。
サスケ(フラッフィーコーギー)さん(@104ssk)は、2025年9月5日にコーギーの男の子「サスケ」くんを14歳で見送りました。今は、サスケくんの写真や動画を少しずつ自身のXに投稿。そのなかのひとつが2.8万件超の“いいね”を集め、多くの人の心を温かくしています。
「虹といっしょに撮りたい飼い主VS片時もおとなしくできない犬」
そんなコメントとともに投稿された4枚の写真には、ある日の散歩中、美しい虹に遭遇したときに撮影したサスケくんの姿が写っています。
サスケくんと飼い主さんは一本道を進んできた様子。振り返ると、遠くの家の屋根の上に、見事な虹がかかっていました。飼い主さんは、サスケくんと虹を一緒に収めた写真を撮ろうと考え、その場でしゃがんだ様子。すると、サスケくんはにこにこ笑顔で飼い主さんの元に近づいてきます。
何とか虹とサスケくんが一緒に収まるアングルを探る飼い主さんですが、当のサスケくんはそんなことはおかまいなし。飼い主さんにどんどん接近します。それでも負けじとカメラを構えるものの、今度はゴロンと寝そべってしまったサスケくん。くるっと体勢を変えながら、なおも満面の笑みを浮かべ、飼い主さんを見つめています。
はからずも、笑顔で寝そべるサスケくんと虹という、ちょっぴりユーモラスな写真を撮ることができましたが、どうやらこの攻防戦はサスケくんの勝利と言わざるを得ない結果となりました。
この微笑ましい投稿が公開されると、「虹の代わりに私の写真を撮ればいいよ、だって私が最高だから」とサスケくんの心の声をアテレコする人や、「漫画みたいにかわいい」「興奮しすぎてゴロンしちゃうの最高に癒やされる」「犬はかわいいし、虹は美しい」と、ほっこりする声が寄せられています。
「なでてー!」 ごろ寝でパシャリ
飼い主さんによると、この写真を撮影したのは2023年10月7日、サスケくんは13歳を迎えたばかりだったといいます。
「雨が上がったので散歩に出かけたところ、虹が出ていることに気づきました。せっかくだからサスケと虹を一緒に撮ろうと思い、近くにリードを引っかけ、しゃがんで撮影することにしたんです」
どうやら、飼い主さんがしゃがんだため、サスケくんは「なでてもらえる!」と思ったようです。ぐいぐいと飼い主さんのほうへ近寄ってきました。
「数年前のことなので記憶が曖昧ではあるのですが、『お願いだから、ちょっとだけおとなしくしててー!』という感じだったように思います。おすわり、と伝えたはずなんですが、まったく言うことを聞いてくれなくてーー。挙句の果てには、アスファルトの上でゴロゴロと転がり始めたので、『もうこのまま撮影するしかないな』と思ってシャッターを切りました」
うれしそうに寝そべっているサスケくんと虹の写真。想像していた写真の構図とはだいぶ異なってしまいましたが、思い出深い一枚となったようです。
「このあとは何ごともなく、サスケをなでながら帰路につきました」
最期まで家族を思ってーー旅立ったサスケくん
サスケくんは、どのような性格の子だったのでしょうか。
「カラスや猫、自分より大きな犬は苦手。一方で、自分より小さな犬には自ら近寄っていく好奇心旺盛なところや、見知らぬ人に近づいて愛想を振りまくような人懐こく、甘えん坊なところがありました。また、ドライブが大好きで、すぐ車に乗ろうとしていましたね」
飼い主さんが実家に帰省するたび、サスケくんは大喜びで出迎えてくれたといいます。
そうして昨秋、サスケくんに残された命が短いことを知った飼い主さん家族は、四六時中、交代でサスケくんの介護にあたりました。
「片時も目を離さないように家族で見守っていたのですが、ほんの10分程度、目を離したとき、虹の橋を渡りました。最期の一瞬は誰にも見られることなく息を引き取ったところは『意外にカッコつけなんだから』と思ったりーー。きっと家族に気をつかったのかもしれませんね」
飼い主さんのXでは、お父さんと一緒にサスケくんのお散歩コースを巡り、「ここのおじいさんはサスケをかわいがってくれた」「ここの植木に首をつっこむ」などと語る様子がつづられています。「人も町もサスケを覚えている」と実感する飼い主さん。これからもきっとサスケくんは、お空の上で飼い主さん家族を見守っていることでしょう。