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「ノートを取る力が低下するのでは」小5娘がタブレット授業に危機感 教科書も使わず先生配信の「まとめ」で進行…鋭すぎる分析に母びっくり

渡辺 晴子 渡辺 晴子

「最近ノートを取ることがほとんどなくなって全部タブレット。教科書も使わなくて先生が配信するまとめに沿って授業が進む。このままではノートを取る力が低下するのではないかと恐ろしく思ってる」

そんな小学5年生の娘さん(長女、10歳)の一言を紹介したXの投稿が、10.7万を超える「いいね」を集めるなど大きな反響を呼びました。

投稿したのは、3児の母である「すりごま」さん(@surigoma2012)。母親としては娘さんの心配もさることながら、それ以上に驚いたことがあったといいます。

「それは確かに心配やけど、それよりも現状把握と危機察知の言語化すごいやん」

小学生とは思えないほど冷静に授業の変化を分析し、自分なりの懸念まで言葉にした長女さん。その姿に、多くの人が感心の声を寄せました。

「子どもも、そんなことを考えているんだ」と驚いた

投稿について、すりごまさんに話を聞きました。

――娘さんの発言を聞いたときの率直なお気持ちは。

「まず『そんなこと考えてるんや!』という驚きが大きかったです。授業や勉強のやり方について、子どもなりにちゃんと見ていて、自分の言葉で説明できることに感心しました」

長女さんは現在小学5年生。学校ではタブレット端末を使う機会が増え、以前のようにノートへ書き写す場面が減っているそうです。その変化を日々感じる中で、「このままで大丈夫なのだろうか」という疑問を抱くようになったとみられます。

実は“書くこと”に苦手意識も

長女さんが危機感を抱いた背景には、別の事情もあったようです。すりごまさんは、投稿への返信でこう明かしています。

「娘は漢字を『書く』のがめちゃくちゃ苦手で、ノートを取らないとさらに書けなくなるのを危惧してたっぽいけど、それはそれで書き取りの勉強してくれよ…ってなった」

長女さん自身、字を書くことへの苦手意識があるからこそ、「書く機会が減れば、もっと書けなくなるのでは」という不安を感じていたのかもしれません。

親としては思わずツッコみたくなる一面もありつつ、その問題意識の高さに感心したといいます。

「娘さんの懸念は正しいと思う」の声も

投稿には、さまざまな意見が寄せられました。

「同じような不安はありつつも、娘ちゃんに関しては全くなんの心配も要らないことがよく分かった」

「現状に疑問と危機感覚えてエラい!と褒めてあげたくなります」

「お嬢さんの見通し能力すごいです!」

一方で、教育現場の変化を実感している人たちからは、共感の声も上がりました。

あるユーザーは、「コロナ期のリモート授業のあたりから、中学生向けのルーズリーフ参考書の売り上げが伸びている」と紹介。さらに「自分でノートを作る力がついていない生徒が増えていると、教師や塾講師から聞いている。娘さんの懸念は正しいと思います」とコメントしました。

また、「本を読むのが好きなら、あらすじや感想を書くのもいい。何かを書くことで、理解や整理につながる」というアドバイスも寄せられています。

「ノート力は下がらない」「タブレットを使いこなす方が大切」

その一方で、必ずしも悲観する必要はないという声もありました。

「そんなのでノート取る力は下がらないので安心してください」

「ノートを全く取れなかった息子ですが、今はアカデミックな仕事をしています」

「それよりタブレットを使いこなせた方がいい」

また、「タブレット上でテキストボックスや吹き出しを使って整理するのであれば、ノートを取るのと本質的には変わらないのではないか」という意見も見られました。

デジタル化が進む教育現場において、手書きとオンライン学習(ICT)をどう両立していくか。保護者や教育関係者の間でも、答えが分かれるテーマのようです。

子ども自身が気づいた“小さな違和感”

今回、多くの人の心を動かしたのは、「タブレット授業は良いか悪いか」という議論そのものではありません。授業の変化を自分なりに観察し、「将来的に、どんな影響があるだろう」と考え、それを言葉にした小学5年生の視点でした。

すりごまさん自身も、娘さんの発言を振り返りながら、こう感じたそうです。

「心配の内容以上に、自分で現状を分析して危機感まで言語化していたことに驚きました」

大人が思っている以上に、子どもたちは日々の変化をよく見ています。今回の一言は、教育のデジタル化をめぐる議論だけでなく、子どもの観察力や思考力について改めて考えさせてくれるできごとだったのかもしれません。

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