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着付師の母の背を見て14年 アメリカ育ちの息子の決意に母は「ガッツポーズです」

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アメリカ育ちの14歳の少年が、祇園のお座敷で着物デビューを果たす様子を記録した動画がInstagramに投稿されると、1万件を超える“いいね”が寄せられ、「自分で着られるとか偉すぎ!」「素敵な若旦那」など称賛の声も届きました。

投稿主は、舞踏家であり着付師でもある北川聖子さん(@seiko_kimono_world)。投稿では、アメリカ育ちの息子・リオさんが着物デビューした様子を紹介。京都きもの市場で仕立てた着物を着て、祇園でお座敷遊びを体験したといいます。

リオさんが着物に興味を持ったきっかけは、北川さんが米ボストンで10年ほど着物のレンタルと着付けの仕事をしていたこと。リオさんは幼いころから撮影の手伝いに同行し、着物を着たお客さんが笑顔になる姿や、そこから友人関係に発展していく様子を間近で見て育ちました。「人を笑顔にできる着物の仕事」に、自然と興味を持つようになったそうです。 

リオさんから「日本の伝統文化を守り受け継ぐ人になりたい」と聞いたときのことを、北川さんは「ガッツポーズです」と振り返りました。

「私の背中をしっかりと見て育ってくれたんだな…と感慨深く、アメリカに住んでいても日本人として育てていたため、これ以上うれしいことがありませんでしたね」

北川さんはアメリカでも日ごろから着物を着て過ごしており、現地の方からお褒めの言葉をいただくことは日常茶飯事だったそう。

「できるかぎりその様子を息子に見せることで、いかに自分のルーツである日本文化が評価されているかを感じてもらえるよう意識していました」

そんなリオさんは、着付けの練習では帯結びの複雑さに苦労していた一方で、歩き方や姿勢は早く身についたそうです。

祇園のお座敷を訪れたのは、リオさんが芸妓さんや舞妓さんの着付けを行う「男衆(おとこし)」の仕事に興味を持ち、「どんなお仕事なのか調べてみたい」と話したことがきっかけでした。着物デビューにあたっては、濃い茶色と青磁色で迷った末、北川さんの助言もあり青磁色に決めたそうです。

お座敷では最初、芸妓さんたちに真面目にインタビューしていたリオさん。しかし座敷遊びの時間になると「UNO」や「ワニワニパニック」で子どもらしくはしゃいでいたそうで、北川さんも思わず笑ったといいます。

北川さんは「着物を着てその様子を発信することで、この文化を遠い未来まで届けたい」と話します。また、リオさんもこう語ってくれました。

「日本にずっと住んでいると、自分たちの文化が特別だとは気づきにくいかもしれません。でも海外で育った僕には、よく分かります。日本文化は本当に独特で美しい。ぜひ自分たちの文化に誇りを持ってほしいです」

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