今年9月にデビュー27年目を迎える、歌手でタレントの後藤真希。1999年、弱冠13歳でモーニング娘。の3期メンバーとしてデビューとして以来、2002年にモーニング娘。を卒業後も一線で活躍し続け、今は40歳になった。近年もラッパーのZORNとのコラボ曲「地元LOVE feat. 後藤真希」や、ドラマ「銀河の一票」の主題歌「おーへい」での浜野謙太(在日ファンク)との共演などで華やかなオーラを振りまいている。
名字の「後藤」はメジャーな名字である。名字ランキングでは32位に入る。
この名字は末尾に「藤」がついて「~とう」と読んでいることから、「斎藤」や「加藤」などと同じく藤原氏の一族が名乗ったものであることがわかる。「藤」の前につくのは役職の場合と地名の場合があり、「斎藤」は斎宮頭(さいくうのかみ)という役職、「加藤」は加賀国(現在の石川県)という地名に因んでいる。では、「後藤」の「後」はいったい何に由来するのだろうか。
後藤氏にはいくつかの流れがあるが、最も有名なのは藤原北家の出で鎮守府将軍を務めた藤原利仁(としひと)の子孫で、斎藤氏一族の後藤氏である。
そして、最初に「後藤」を名乗ったのは平安時代後期の斎藤公則という人物とされ、備後守となったことに因んで、「備後」の「後」と藤原氏の「藤」をとって後藤氏を名乗ったといわれている。なお、公則は肥後守も務めており、「後」は「肥後」の可能性もあるともいう。
この一族は代々源氏に仕えたことで鎌倉時代以降各地に所領をもらって広がっていった。嫡流は鎌倉時代に幕府の六波羅評定衆をつとめており、江戸時代の仙台藩重臣の後藤家はこの末裔と伝えている。
この他にも「後藤」のルーツとなった人物は多いとみられ、古くから各地に後藤氏があった。
現在「後藤」は沖縄を除いて全国に広く分布している。最も多いのは大分県で、同県では「佐藤」に次いで県内で2番目に多い名字となっている。その他では比較的東海地方と東北南部に多く、岐阜県と山形県では県のトップ10に入っている。