病院で対照的な反応を見せる2匹の秋田犬の動画が、SNSで話題になっている。
病院のロビーで大きな体を小刻みに揺らし、ガクガク震える白い秋田犬。その姿は、思わず「こんなに大きくても怖いのね」と声をかけたくなるほど。しかしそのすぐ横ではもう1匹の赤い秋田犬が、まるで自宅のリビングにいるかのようにリラックスしている。
あまりにも対照的な2匹の姿をとらえたこの動画は大きな反響を呼び、投稿は3.9万いいねを集めた。動画に映っているのは、白い秋田犬の富(フウ)ちゃんと、赤い秋田犬の雷(ライ)くん。ほほ笑ましいこの光景の裏側には、フウちゃんが歩んできた過酷な過去と、2匹の深い絆があった。飼い主さんに詳しい話を聞いた。
――大きなワンちゃんでも、病院は怖いんですね。
飼い主さん:ロビーで一緒になる他の飼い主さんたちも、驚いてらっしゃいました。実は、フウは前の飼い主に置き去りにされていたところを、昨年3月に引き取った保護犬なんです。フィラリア陽性で腫瘍もあり、これまで何度も手術を乗り越えてきました。何度もこの病院へ通ううちに、すっかり場所を覚えて怖がるようになってしまったんです。
――隣にいるライくんの余裕ぶりについて。
飼い主さん:ライは今回、フウが不安がらないように付き添いで連れていっただけなんです。自分が診察されないと分かっているので、あんなにも余裕の表情なんです(笑)。フウには「怖い思いをさせてすまんね」と申し訳なく思いつつも、一生懸命に震える様子もまた可愛くて。
――病院以外でも、2匹が「ガクブル」になってしまう瞬間はあるのですか?
飼い主さん:フウは病院以外では全く動じず、人見知りもしない落ち着いた子なのですが、逆にライは「雷」という名前のくせに、本物の雷や花火の音が大の苦手で、これ以上に震えるんです(笑)。夜中に雷が鳴ると、眠い目をこすりながら、ずっとなだめています。
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SNSでは「ダイエット器具に乗ってるのかな?というくらい震えてる」「同じ秋田犬でも全然違っておもしろい」「絵に描いたようなガクブル」などの反響が寄せられた。
病気と闘いながら、家族の愛情を一身に受けて過ごしたフウちゃん。実は今回の取材の中で、フウちゃんが5月7日に虹の橋を渡ったことが明かされた。手術不可能な肝臓の腫瘍が見つかり、「今日明日亡くなってもおかしくない」と告げられながらも、最期まで気丈に振る舞い、大好きな散歩にも出かけていたという。天国ではもう病院を怖がることなく、穏やかに過ごしているに違いない。
【ジャーキー屋Mummy(マミー)】
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