中国・四国・九州を中心に、西日本で展開する商業施設「ゆめタウン」。その70店舗を独自の基準で“偏差値化”したランキング表が、Xで話題になっています。
投稿したのは、商業施設や地域の話題を発信している @tachigeographyさん。ランキングはエリアごとに整理され、独自に算出された偏差値によって、各店舗が順に配置されています。
テナント構成から集客力を可視化
偏差値の算出は、「どのようなテナントが入っているかによって、商業施設の集客力をある程度推察できるのではないか」という考えに基づいています。
商業施設は、魅力向上につながるテナントを誘致しようとします。一方、テナント側も集客力や売り上げが見込める施設を選んで出店します。つまり、入っているテナントの顔ぶれには、その施設の集客力や商業施設としての評価が反映されやすいという考え方です。
今回のランキングでは、ファッション、雑貨、食物販、カフェなどの主要150テナントを対象に、ゆめタウン各店舗に出店しているかどうかを調査。テナントごとに点数差はつけず、1つの施設に対象テナントがいくつ出店しているかをカウントし、偏差値として算出しています。
多くの施設に出店しているテナントに加え、一部の大型店や集客力の高い施設に限って出店しているテナントもそろっている店舗は、結果的に点数が高くなる仕組みです。
「例えば“ダイソー”は9割以上の施設に入っていますが、“3COINS”は(偏差値ランキング)上位3割程度の施設にしか入っておらず、さらに“Francfranc”はランキング上位6施設にのみ出店しています。このように、(出店先が限られるテナントまでそろっているかを見ることで、)集客力を可視化しようという試みなのです。」
ただし、ゆめタウンにはテナントだけでなく直営売り場もあるため、この偏差値はあくまで商業施設を見るうえでの一つの指標として楽しんでほしいといいます。
地元店舗への思い入れが続々
投稿には、「子どものころ蔵王店に行くのが楽しみでした」「近々行ってみよう」といった声のほか、「博多とLECTはもう少し上でもいい」「夢彩都がそこまで上に来る理由が分からない」など、ランキングへの意見も寄せられました。
@tachigeographyさん自身も、「〇〇店はもっと高い/低い」といった反応や、「駐車場が混む」「映画館があれば最強なのに」といった地元ならではの声が勉強になったと振り返ります。
注目は佐賀、“居抜きゆめタウン”も
@tachigeographyさんは首都圏出身で、大学生になるまでゆめタウンを訪れたことがなかったそうです。しかし実際に店舗を巡るうち、大型ショッピングモールのような店舗から小さめの総合スーパーのような店舗まで、同じブランドでも多様な形があることに惹かれたといいます。
個人的な注目店舗として挙げたのは、ランキング1位の「ゆめタウン佐賀」。店舗面積は約5万8000平方メートル、駐車場台数は約3300台と大規模で、ユニクロやGU、無印良品、ロフト、ニトリなどの大型・人気テナントも入っています。@tachigeographyさんは、こうした規模やテナントの充実度を魅力に挙げています。
また、以前イトーヨーカドーとして営業していた施設を活用した「ゆめタウン福山」や、元西友ザ・モールの「ゆめタウン姫路」「ゆめタウン下松」といった“居抜きゆめタウン”にも注目しているとのこと。
「もともと別の会社が運営していた施設をゆめタウン流に再生しており、他の施設とは違う雰囲気が楽しめるかもしれません」
@tachigeographyさんは、商業施設ツアーや街歩き活動などを行う「早稲田大学ショッピングモール研究会」のメンバー。今回の投稿は、多くの人が身近な商業施設を改めて見つめ直すきっかけになっているようです。
【早稲田大学ショッピングモール研究会】
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