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「日光から種芋を守れ!」畑の畝でぐっすり眠ってお手伝い(?)するのは… 週末農業のほのぼのワンシーンが話題「柴犬農法ですね」

山岡 もと子 山岡 もと子

畑の農作業を写した1枚かと思いきや、よく見ると畝(うね)に寝そべる柴犬が!

気持ちよさそうに目を閉じ、うつ伏せで畝の上に寝転がっているワンシーンがXで話題になり、すでに570万回以上表示、20万件を超える「いいね」が寄せられています。

投稿したのは、子どもや柴犬との和やかな週末農業について発信している「柴犬が作る幻の赤いキウイ」さん(@farm_docan)。せっかく植えた種芋の上に乗るとは、叱らなくてもいいのでしょうか。

じゃがいも栽培では、種芋に日光が当たると毒素が出るため、土やシートで覆う必要があります。そんな大事な種芋の“保護役”を担ってくれたのが、モフモフの毛並みをした柴犬「しんえもん」でした。「柴犬が作る幻の赤いキウイ」さんに聞いてみると、実はこれ、狙って撮った写真ではないといいます。

耕した土の香りが大好きなしんえもんは、気候がいいときは畝の上に乗ったり、もたれかかったりして過ごしているとのこと。この日も、いつものように畝で寝そべっていたしんえもんの姿が、まるで種芋を日光から守っているように見えて、思わず写真に撮って投稿したそうです。

写真の奥では、投稿者の子どもたちが、せっせと種芋に土を被せる作業を行っているのに、しんえもんはそれを気にする様子もなく、気持ちよさそうに目を閉じて寝転がっています。

Xの投稿には「かわいすぎる」「ブランド名は“柴芋(しばいも)”ですね」「時代の最先端をいく柴犬農法ですね」「ワンダフルでございます!」など、しんえもんのかわいらしい姿に癒される声や、「猫の手より、イヌの腹」「柴犬の保護色」など、お題に対してユーモアのある言葉を返す大喜利のようなポストが多数寄せられました。

もう1匹の“監督犬”はっちゃくも見守る、子どもたちとの週末農業

実は「柴犬が作る幻の赤いキウイ」さんの畑には、しんえもんのほかにもう1匹、柴犬がいます。先住犬の「はっちゃく」です。

しんえもんが畝の上でのんびり寝そべる一方、はっちゃくはいつも少し離れた場所から作業の様子をじっと眺め、まるで現場監督のような態度で見守っているといいます。そんなはっちゃくの名前にちなんで、2匹の柴犬と子どもたちとの週末農業を「チームはっちゃく」と名付けたそうです。

柴犬たちは畑で寝ることが好きですが、シカやイノシシといった野生動物の痕跡を嗅ぎまわったり、野生動物除けにマーキングしたりすることも。2匹が特に好きな安納芋(サツマイモの一種)の収穫時には、芋掘り要員としても活躍しているといいます。

そもそも「柴犬が作る幻の赤いキウイ」さんが週末農業を始めたのは、今から9年前に下の子どもが生まれたころ。子どもたちは植物や昆虫を観察したり、砂遊びをしたりするのが大好きで、毎週畑で過ごすのを楽しみにしているそうです。

「栽培では農薬を全く使わず、自然素材や善玉菌(体に有益な働きをする菌)を使って、理科の実験のように試行錯誤しながら育てているんです。子どもたちは、そのプロセスを楽しんでくれています」と話します。

「畑に来て子どもたちが犬とのどかに農作業をする様子や、背景に見える周りの山々の新緑や紅葉の景色が、日常の気ぜわしさからのリフレッシュになっています」

犬と子ども、そして四季折々の自然――チームはっちゃくの週末農業は、しんえもんが偶然“種芋の日よけ”になった日からも変わらず、穏やかに続いています。

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