「息子が20歳を迎えるとき、パパは74歳になります」。――54歳で初めて念願の父親になった夫の健気な育児ライフを、妻の目線から発信しているInstagramが注目を集めています。「初めての入園式」に臨んだ夫の引き締まった後ろ姿と、家族の絆を捉えたリール動画には、「かっこいいお父さん!」「素敵なパパぶりが伝わってくる」と数多くの反響が寄せられました。
投稿したのは、50代で第一子を授かった夫(こーちゃん)の育児奮闘記を発信している妻(@57and4)。入園式当日、こーちゃんさんは朝から鏡の前で入念に身だしなみを確認していたそう。普段はどんな時も冷静沈着な人ですが、いざ小さな制服に身を包んだ息子さんの姿を目にすると、「あんなに小さかった我が子が、もう制服を着て幼稚園に行くのか…」と、感慨深そうに目を細めていたといいます。
園の門をくぐるときは少し緊張していたものの、息子さんの手をしっかりと握りしめ、周囲の若い親御さんたちの中へ。年の差を感じる場面があっても、持ち前の誠実さで自分からさわやかにあいさつを交わすなど、フラットで素敵な姿勢を大切にしている頼もしいパパです。
そんな夫が日ごろから絶対に欠かさないのが、ストレッチや毎日の筋トレ、そして若々しい身だしなみへの気配り。その根底にあるのは、「息子が大きくなったとき、友達に自慢したくなるようなパパでいたい」という、一途なまでの親心でした。今は戦いごっこやLEGO遊びに全力で付き合っていますが、夫は未来の我が子を想い、いつも妻にこう語っているそうです。
「息子がこれから先、『これをやりたい!』と言い出したとき、何だって全力でバックアップしてあげられる自分でいたい。そのための体力も経済力も、今からしっかり整えておくんです」
SNS上では、ときに年齢に対する厳しい意見や心ない声が届くこともあるそう。実は、最愛の息子さんに出会えるまでには、4度もの悲しい流産を経験するという苦しい道のりがありました。それでも夫婦で支え合って絶望を乗り越えてきたからこそ、今の日々は特別なものだといいます。
どれほど仕事で疲れて帰ってきても、玄関を開けた瞬間に息子を愛おしそうに抱きしめ、妻への感謝の言葉を毎日ちゃんと言葉にしてくれる――。そんな夫の背中を見つめながら、妻はあふれるほどの愛情と信頼を口にします。
「夫は、私の挑戦を誰よりも応援してくれる存在。彼の前向きな姿勢が、いちばんの支えです。また、息子との毎日は当たり前ではなく、奇跡だと思っています。年齢や周りの声で可能性をあきらめないでほしい。“遅咲きの育児”だからこそ感じられる、深くて愛おしい時間が確かにあります」