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「すぐ離婚するんじゃ…」結婚に興味なかった親友を心から祝えない私 5年交際の彼と別れた過去、電話で気づいた大切なこと【漫画】

海川 まこと 海川 まこと

親しい友達の結婚報告を受けたとき、素直に喜べないこともあります。漫画家のみーちゃさんが投稿したエピソード『私が友達の幸せを祝えなかった話。』は、そんな誰にも言えない心の葛藤と、その先に見つけた自分なりの歩み方を等身大に描いて話題になっています。

物語は、友達の「さーちゃん」から届いた結婚報告をきっかけに始まります。この報告を受けたときも、その後に複数の友人とお祝いの食事会を開いたときも、作者の心は祝福ではなく、言語化できない複雑な気持ちでいっぱいでした。

その理由はさーちゃんが以前、会うたびに彼氏が変わっていたり、結婚には興味がないと言っていたりしたのを作者が覚えていたからです。そして表面上では笑顔でおめでとうを言いながらも、心の中では「すぐ離婚するんじゃ…」と真逆のことを考えるのでした。

そんなことを考えて自己嫌悪に陥る帰宅後の作者のもとに、さーちゃんから電話がかかってきます。さーちゃんは、食事会中の作者の様子を心配していました。実は作者は、過去に長く交際、同棲していた彼氏と結婚の話を避けられるようになったことがきっかけで、別れた経験をしていたのです。そして今は年下の彼氏と仲良く交際しているものの、食事会で友人から結婚のことを詮索されていました。

さーちゃんは自分が年下の夫を選んだときに、周囲からいろいろ言われた経験があるからこそ、作者が友人からの詮索で傷ついているのではと気遣ってくれたのです。作者はさーちゃんの純粋な優しさに触れ、自分がさーちゃんの幸せを祝えなかったのは、彼女が進んでいるのに自分の人生だけが止まっているように感じて怖かったからだと気づきます。

しかし作者はその考えをやめ、「止まっている」のではなく、自分は自分のペースで「1歩ずつ進んでいる」だけなのだと思い直すのでした。

同作について、作者のみーちゃさんに詳しく話を聞きました。

未来への不安ではなく、今を大切にしたい

――モヤモヤの理由をすぐに言い切れなかった理由は何だったのでしょうか?

私は前の恋人と5年間付き合いながらも、結婚の話が全く進まず、ずっと焦りを感じていました。その後、別れをきっかけに自分の中で結婚観が大きく変わり、「年齢にとらわれず、本当に一緒にいたいと思える人と結婚したい」と思うようになりました。だからこそ、なぜ素直に祝えなかったのかが分からず、少し混乱していたのだと思います。

また、過去の恋愛で感じた「選ばれなかった」という感覚が、自分で思っている以上に深く残っていて、それが無意識のうちに反応していたのだと思います。そのため、表に出てきている感情の奥にある本当の理由に、すぐには気づくことができませんでした。

――さーちゃんからの電話を受けたことで、気持ちにどのような変化がありましたか?

さーちゃんとのやりとりを通して、どんなに順調に見える人でも、その裏にはそれぞれの悩みや葛藤があるのだと感じました。そして、その後の彼からの何気ない連絡をきっかけに、自分がずっと過去や未来ばかりに意識を向けていたことに気づきました。それに気づいたことで、「今を大切にしたい」という気持ちに自然と切り替わり、少し心が軽くなりました。

――「人生が止まっているように感じた」という心情は、多くの人が共感できる部分だと思いますが、その不安とどう向き合いましたか?

以前は、不安をなくすために「結婚すれば安心できる」と考えていた部分がありました。そのため、無意識のうちに友人よりも早く結婚することで、「自分は安心できる場所にいる」と思いたかったのだと思います。

ですが、この出来事を通して、どんな状況にいても不安は完全にはなくならないものだと気づきました。だからこそ、不安を消そうとするのではなく「不安を感じている自分がいる」ことを受け入れながら、目の前の時間や人との関係に意識を向けていくことが大切なのではないかと思うようになりました。不安な気持ちも含めて自分の一部としてとらえ、一緒に歩いていくことが、結果的に安心につながっていくのだと感じています。

<みーちゃさん関連情報>
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