みなさんは、プレゼントされた物をフリマサイトなどで売却した経験はありますか。株式会社HADO(東京都渋谷区)が運営する消費者参加型メディア『Monita(モニタ)』が実施した「正直、もらって困ったギフトの本音」に関する調査によると、半数近くが「売却した経験がある」と回答しました。では、「もらって困った物」はどのようなものがあるのでしょうか。
調査は、20〜60代の男女100人を対象として、2026年4月にインターネットで実施されました。
まず、「受け取ったギフトのその後」について聞いたところ、「売却(メルカリ等)」(46%)、「保管・放置」(33%)に回答が集まり、「不要なものを死蔵するストレスを避け、必要な人に譲って現金化する」という合理的な判断が定着していることがうかがえました。
また、「もらって困った物」としては、「美容・コスメ」「服・衣類」(いずれも14%)や「インテリア・雑貨」(13%)が上位に挙がりました。
回答者からは「出産祝いにもらったが、私の趣味に合わない上に、季節がズレていて着る頃にはサイズアウト。タグを残してメルカリで売りました」(30代女性/子ども服・スタイ・靴下・靴)、「元カレから誕生日プレゼントとしてもらったが、デザインが幼すぎた。別れた瞬間にメルカリで売りました」(20代女性/ネックレス)、「職場の先輩が『独身なのに無趣味は良くないから』と。そもそもワンルームの狭いキッチンで、粉を飛び散らせながらそばを打つスペースなんてあるわけがありません」(40代男性/本格そば打ちセット)といった声が寄せられています。
では、なぜ困った物として処分されるのでしょうか。分析の結果、以下のような3つのミスマッチが浮かび上がりました。
【空間の侵害】
一人暮らしに届く巨大なぬいぐるみや、本格的な調理器具など、贈る側にとってはインパクトのある豪華な贈り物でも、受け取る側にとっては、居住スペースという最も貴重なリソースを奪う存在となります。
【こだわりへの不敬】
「SNSでバズっているから」「自分が使って良かったから」という理由で、嗜好の合わないバズりコスメや派手なシューズを贈られても、こだわりがある領域ほど、素人の「良かれと思って選んだ逸品」は、美容・ファッションガチ勢にとってはノイズにしかなりません。
【時間の強奪】
「これを機に丁寧な暮らしを楽しんでほしい」と新生活に届く下処理が必要な高級食材や、特殊な手入れを要するワイヤーラックなどの収納グッズ。忙しい日々を送る相手にとって、新たな「家事」や「タスク」を増やされるという、精神的な負担へと変貌してしまいます。
一方、「代わりに欲しかった物」については、「食品・飲料」(30%)、「金券・ポイント」(15%)、「実用的な消耗品」(14%)が上位に挙がり、「自分では買わないが、日常を確実にアップデートしてくれる、かつ役割を終えたら消えてくれるもの」こそが、現代の生活者が最も歓迎するギフトの正解であることがわかりました。
◇ ◇
【出典】
▽Monita(モニタ)調べ/【ギフトの処刑場】もらった瞬間にメルカリ行きを確信した『的外れな親切』選手権
https://monita.online/article/8951