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映画主演、大河ドラマ出演…大活躍の菅井友香 名字の「菅(スゲ)」って何だ? 新潟県北部に多い名字「須貝」との関係は?

森岡 浩 森岡 浩

NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」で前田利家の妻まつ役を演じている他、テレビ東京「開運!なんでも鑑定団」のMC、さらに5月公開の映画「チェイサーゲームW 水魚の交わり」では主演を務めるなど、大活躍中の菅井友香。欅坂46、櫻坂46の元メンバー(初代キャプテン)でもある。

「菅井」は本来は地形由来の名字である。「井」とは井戸だけではなく、古い時代には広く用水路や水汲み場を指していた。人の住むところには水汲み場や用水路は必ずあったため、「井」のつく名字は全国に広く分布している。

一方、「菅」とは植物の「スゲ」のこと。

古代、スゲは笠や茅葺屋根、筵(むしろ)などの材料として多くの用途があり、日常生活と密接に関係していた。従って「スゲ」に因む名字もたくさんある。多くは「菅」という漢字をあてて、「すげ」「すが」と読んだ。

そして、スゲは水辺を好む植物であることから、水汲み場や用水路の付近にはスゲの繁っているところも多かったと思われる。こうした場所が「菅井」で、その付近に住んでいた人が名乗ったのが「菅井」という名字である。

また、砂地のことを「すか」「すが」と言ったことから、砂地にある用水路や水汲み場も「すがい」である。

また、こうした場所は「菅井」という地名にもなったことから、地名由来の「菅井」もある。

実際、「菅井」名字の多くは地名に因んでいるとみられる。そのルーツとなった代表的な地名が、陸奥国安積郡菅井、現在の福島県喜多方市豊川町である。ここに住んだ畠山氏の一族が「菅井」を名乗り、のちに伊達氏に仕えて江戸時代は仙台藩士となった。現在も「菅井」は仙台市から山形市にかけて集中している。

もう1カ所、「菅井」の集中している地域がある。それが新潟県北部の村上市や阿賀野市、新発田市など。実はこの地域には鎌倉時代から続く須貝氏がおり、現在でも「須貝」という名字が多い。

江戸時代以前は自由に名字を変えることができたため、分家した際に同じ読み方で漢字だけ変えるということが広く行われていた。従って、この地域では「須貝」から漢字が変化したものも多そうだ。

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