目の前のガラスに向かって、勢いよく"マーキング"を放つライオン。その迫力満点(?)な姿を捉えた動画が、SNSで大きな注目を集めている。
話題となっているのは、山梨県甲府市にある遊亀公園附属動物園(現在休園中)のオスライオン、デネブくん。
ガラスのすぐ近くまで寄ってきて飼育員さんを威嚇しているのかと思いきや、次の瞬間マーキング。
豪快に「洗礼」を浴びせるような仕草に、飼育員さんも「ガラスがあってよかった(笑)」と投稿。驚きと笑いが広がり、2.5万いいねを獲得した。
この衝撃的なシーンの裏側と、デネブくんの意外なキャラクターについて、園長である秋山多江さんに話を聞いた。
――いつ頃撮影されたものですか?
秋山: 4月8日のお昼頃です。名前を呼んだら寄ってきてくれたのですが、ちょうど寝起きでおしっこが溜まっていたようで、そのまま勢いよくかけてきました。毎回ではありませんが、退屈なときなどは名前を呼ぶと相手をしてくれることもあるんですよ!
――日常的なことですか?
秋山:はい、普段から壁などに向かって勢いよく「シャーッ」とやっています。今回はカメラの目の前だったので、より迫力があるように見えたのかもしれませんね。
――普段のデネブくんはどんなキャラクターですか?
秋山:飼育員によると、実はかなりドジでビビりなところがあるそうなんです。以前の古い獣舎では、何かに驚いて階段からずっこけ、そのままプールに落っこちてしまったこともありました(笑)。普段は穏やかなのに、餌を前にすると人が変わったように荒々しくなり、食べ終わるとまた何事もなかったかのように大人しくなるという、激しいギャップの持ち主でもあります。
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SNSでは「迫力の大接近かと思いきや!」「でっかい猫」「こんな近くで見られるのは、ちょっと怖い…」「なぜ真後ろにおしっこが飛ばせるんだ?」などの反響が寄せられた。
現在、同園はリニューアル工事のため休園中だが、動物たちは園内で元気に過ごしているという。令和9年度(2027年度)中には、動物の福祉に配慮した新しい獣舎とともに再開園する予定だ。「百獣の王」らしい迫力と、思わず守ってあげたくなるようなドジな一面。再開園した暁には、そんなデネブくんの魅力あふれる姿を、ぜひ間近で確かめてみたい。
【休園中】甲府市遊亀公園附属動物園
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