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学校給食でおなじみの牛乳がパッケージ一新 「名画」モチーフに高校生デザイン

堤 冬樹 堤 冬樹

 滋賀県米原市内などの学校給食で提供されている「伊吹牛乳」のパッケージが、2025年度の3学期からリニューアルされた。地元の米原高の生徒がイラストを担当、細部まで工夫を凝らして子どもたちにとって親しみやすいデザインに仕上げた。手がけた生徒は「新しい牛乳パックとともに、小中学生の皆さんが、おいしくて楽しい給食の時間を過ごしてくれることを願っています」と期待を込める。

 学校給食用の牛乳パック(200ミリリットル)の変更は、製造会社「ミルクファーム伊吹」(同市)の機械の更新がきっかけで、地域産品の探究学習に取り組む同高もデザイン面で関わることになった。生徒会がプロジェクトを主導し、美術の授業を選択する1年生ら70人余りが描いた原画の中から穐元(あきもと)実和さん(16)の作品が選ばれた。

 17世紀オランダの画家フェルメールの「牛乳を注ぐ女」をモチーフに、牛がミルクを伊吹山に注ぐというユニークな構図。耳には「0141(おいしい)」と語呂合わせのタグを付けるなど、遊び心を効かせている。

 穐元さんはアニメを描くことが好きといい、「親しみを持ってもらえるデザインや配色を心がけた。採用されてとても驚いています」と笑みを浮かべた。

 ミルクファーム伊吹によると、この牛乳は米原市、愛荘町の全小中学校と長浜市の一部の給食で1日1万パック余りが飲まれている。一般の消費者に向けた商品は、従来のデザインという。

 同社の三家清憲社長は「若者の豊かな発想が前面に出た素晴らしいデザイン。学校からの評判もいい」と話す。米原高の木下雅仁校長は「生徒たちが責任感と当事者意識を持って取り組んだことが社会実装でき、大きな自信になったと思う」として、地元企業との連携に感謝した。

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