就活生のみなさんは、就活においてどのようなことを「難しい」と感じているのでしょうか。レバレジーズ株式会社(東京都渋谷区)が運営する新卒学生向けキャリア支援サービス『キャリアチケット就職』が実施した「就職活動の実態調査」によると、「学業との両立」が最多となり、理系では約4割にのぼることがわかりました。
調査は、2027年卒業予定の大学生・大学院生381人を対象として、2025年12月にインターネットで実施されました。
まず、「2025年12月時点の就活状況」を聞いたところ、「就職活動を始めていない」(33.3%)と回答した学生は約3割にとどまり、「内定を持っておらず、就職活動を継続中」(49.9%)や「内定を持っているが、就職活動を継続中」(12.9%)、「すでに内定を承諾し、就職活動を終えている」(3.9%)など、7割近くの学生がすでに活動を開始、そのうちの1割強がすでに内定を獲得していることがわかりました。
また、「就職活動を開始した時期」については、「2025年5月以前」(29.5%)、「2025年6月」(16.9%)、「2025年8月」(14.2%)が上位となり、夏インターンの募集開始や実施時期に合わせて本格化する傾向が見て取れます。
続けて、「就職活動をすでに開始、もしくは終えている」と答えた層に、「就職活動において難しいと感じること」を尋ねたところ、「学業との両立」(39.0%)、「将来のビジョンを思い描けない」(35.8%)、「学生時代にアピールできることを作れなかった」(27.2%)が上位に挙がりました。
これを文理別で見ると、文系は「将来のビジョンを思い描けない」(40.2%)が最多であるのに対し、理系では「学業との両立」(40.4%)が最多となり、就職活動の早期化により、選考と大学の研究やゼミが重なっていることが、特に理系学生にとって大きな負担となっている様子がうかがえました。
次に、「就職活動におけるAIの利用」について聞いたところ、全体の59.6%が「AIを利用している」と回答。
「主な利用目的」としては、「エントリーシートの作成・添削」(70.5%)、「自己分析などの思考の整理」(55.5%)、「企業研究」(29.1%)といった回答が上位に挙げられました。
就職活動においてAIを積極的に利用する一方で、「AIの進化によって、将来携わりたい仕事が代替される不安を感じる」と答えた学生は41.0%にのぼり、さらに半数近くが「AIの進化が自身の将来目指す職種に影響を与えた」(46.7%)と答えていることから、AIが就職活動の効率化にとどまらず、キャリア選択そのものに影響を及ぼしていることが示唆されました。