高校時代のあどけない2人の姿から、結婚式の前撮り、出産直後の家族写真、そして娘を囲む現在の日常まで――。高校1年で出会ってから約14年、交際、結婚、出産と節目を重ねてきた29歳夫婦の歩みをつづったInstagramに「理想の関係」「最強パートナー」といった声が寄せられています。投稿したのは、さりさん(@nonmamagram_27)です。
2人の出会いは、高校1年生の宿泊研修でした。別々のクラスだったものの、学年全員で食事をした際のことでした。
「夫が私を見かけ、一目惚れしてくれたそうです。その後、旅行先で『恋おみくじ』を引いて大吉を出し、さらに『恋占いの石』にも挑戦してから、勇気を出して声をかけてくれたと後から聞きました」
高校生らしい全力の願掛けも、今ではさりさんにとって何度聞いても微笑ましい思い出だといいます。当時の第一印象は、「優しくて明るい人だな」というものだったそうです。
進学や就職など環境が変わる中でも、2人は交際を続けてきました。長く一緒にいる上で大切にしてきたのは、「素直でいること」と「自然体でいること」だったといいます。
「喧嘩をしても溜め込まず必ず話し合うようにしてきましたし、環境が変わってもお互いを理解しようとする気持ちは忘れないようにしてきました」
お願いごとをするときも、少しふざけた言い方にして空気が重くなりすぎないようにしてきたそうです。そうしたやり取りの積み重ねが、長い交際を支えてきました。
進学や就職などの変化を乗り越えてきた2人ですが、関係がより深まるきっかけになったのが2019年の出来事でした。さりさんが「念のため病院に行ってみて」と背中を押したことが、夫のがんの早期発見につながったといいます。現在は完治しているそうです。
「2人で向き合って乗り越えられたことで、『どんなことがあってもこの人となら大丈夫』という気持ちが確信に変わりました」
2022年、交際10年の節目に2人は入籍しました。明確な「今だ」というきっかけがあったというより、病気を乗り越えたことで、「思い出を形に残したい」「一緒に積み重ねてきたことを大切にしたい」という気持ちが自然に強くなっていったといいます。
「10年という節目でもありましたし、『この人となら楽しい家庭を築ける』という確信が自分の中で揺るぎないものになっていたので、迷う理由は何もなかったという感じでした」
周囲からは「やっとか〜!」という声が多く、驚きよりも祝福ムードが強かったそうです。結婚してからは、より「チームとして一緒に生きていく」という感覚が強くなった一方で、高校時代から続く「一緒にいると自然と笑顔になれる雰囲気」は今も変わっていないといいます。
2024年には第1子が誕生し、2人はパパとママになりました。
「夜泣きで眠れない夜も、疲れていても自然とお互いをフォローし合えていて、『一人じゃなくてよかった』と毎日のように思っています」
育児の中で思い通りにいかないことが続いても、2人で笑い飛ばせる瞬間があること、親になって責任感を強めた夫の姿を見て、「この人と家族になってよかった」と改めて実感しているそうです。
現在はInstagramを中心に、夫婦と娘の日常を発信しています。始めたきっかけは、家族の思い出を形に残したいという気持ちからでした。1年前の動画を見返して「あのときは大変だったね」と笑い合える時間も、2人にとって大切なものになっているといいます。
最後に、長く良い関係を築きたいと願うカップルに向けて、さりさんはこう話していました。
「『素直に向き合う』『感謝を言葉にする』『相手のことを理解しようとし続ける』。この小さな積み重ねが、何年経っても一緒にいたいと思える関係をつくってくれると、私たちは信じています」