「シャム系のぴーちゃんは保護時すでに大人だったけど、保護した3年前よりこんがりしたような? と思ったらいつもファンヒーターの前で自らあぶられてたんだったw」
そんなユーモアあふれる投稿が、Xで注目を集めています。写真に写っているのは、元保護猫の「pizza」くん(3歳・男の子)。「ぴーちゃん」の愛称で親しまれています。
お外で暮らしていた頃は、顔まわりにほんのり色があるものの、体は白っぽく、やわらかな印象の毛色でした。ところが現在は――まるで“こんがり”。白かった部分はやや濃いブラウンへと変化し、全体的にぐっと色味が深まっています。思わず「同じ猫?」と見比べてしまうほどの変化です。
ただひとつ変わらないのは、宝石のように輝くブルーの瞳。その美しさは、今もぴーちゃんの大きな魅力のひとつです。優しい飼い主さんに見守られながら、大きな変化を遂げたぴーちゃん。それは被毛の色合いだけでなく、“猫生”そのものの変化でもありました。時間をかけて関係を育み、家族になったぴーちゃんと飼い主さん。その出会いのエピソードについて、飼い主のhiroさん(@hiro51246982)に話を聞きました。
「こんがり」の正体は体温? シャム系ならではの変化
ーー3年前と比べて毛色が変わっていますが、いつ頃から感じていましたか?
「保護した頃の写真を見返していて、今の方が毛の色が濃くなったように感じました。SNSなどでシャム系の猫は大人になるにつれて毛色が濃くなると知り、ぴーちゃんもそうなのかもしれないと思いました。投稿ではヒーターであぶられて“こんがり”と書きましたが、実際には体温が低くなると毛色が濃くなるそうです」
ーー毛色以外に変化を感じるところはありますか?
「保護直後はとても臆病で、私が急に立ち上がるだけで逃げてしまっていました。外で怖い思いをしたのかもしれません。3年かけて少しずつ慣れて、今では寝ているぴーちゃんのお腹に頬ずりできるようになりました。顔が毛だらけになりますが、もふもふでやめられません」
ーー出会いと保護の経緯を教えてください。
「保護する半年前くらいから庭に来るようになりました。すでに猫がいたので迷いましたが、寒い中どうしているのか気になって…。ある日、他の猫と喧嘩して耳をケガしているのを見て保護を決めました。保護はとても大変で、警戒心が強く、ご飯を置いても近くにいると食べに来ない。少しずつ距離を縮めて、2023年5月23日に家族と2人がかりで保護しました。逃げようとして大暴れし、手をケガしながら何とか捕まえました。今思うと、捕獲機を使わず魚用のタモで捕まえたのは無謀でした(笑)」
ーーどのような性格の子ですか?
「人も猫も好きで、私のそばでコロンと寝たり、気づくと先住猫の隣に座っていたりします。少しおっちょこちょいなところもあって、撫でているうちに気持ちよくなってゴロンとするのですが、ソファの肘掛けのような狭い場所で転がって、そのまま落ちてしまうこともあります。そんなところもかわいいです」
外での暮らしを経て家族の一員となり、心も体もゆっくりと変化してきたぴーちゃん。優しい飼い主さんに見守られながら、これからもあたたかな日々を重ねていくことでしょう。