「自分を大切にしよう」と決めたはずなのに、休んでいると不安になったり、自分を厳しく責めてしまう人は少なくないでしょう。人には優しくなれるのに、自分に対してだけは「もっと頑張らなきゃ」と容赦ない言葉を浴びせてしまう真面目すぎる人の心に寄り添う漫画『自分を好きになる唯一の習慣』(作:B.B軍曹さん)が注目を集めています。
それは、作者がメンタルを崩し4年勤めた病院を退職した後のことです。作者は「これからはもっと自分を大切にしよう」と心に決め、好きなお菓子を食べ、たっぷり眠り、趣味を楽しむ日々を過ごしました。しかし一瞬の楽しさはあっても、心の中には「こんなことで良いのだろうか」という不安が膨らんでいくばかりでした。
そして、不慣れな仕事で落ち込んでいる作者は、夫に「もっと頑張らなければいけないのに」と弱音をこぼします。すると夫から「もし、大切な人が同じ状況だったら、なんて声をかける?」と問われます。
その問いに作者は迷わず「もう十分頑張ってるよ」「無理しちゃダメだよ」と言うと答えます。その言葉は夫が作者に伝えたかった言葉そのものです。夫はその言葉に続けて「自分のことを自分の大切な人と同じように労わってあげて」と作者に語りかけるのでした。
読者からは「支え合いが眩しい」「ホンマ!そやね!その通り」など、多くの賛同の声があがっています。そこで作者であるB.B軍曹さんに同作について話を聞きました。
自分を「大切な他人」として扱う、心のブレーキの作り方
ー「これでいいのか」と不安になったとき、心の中でどんな声が?
お菓子を食べるのも、寝るのも、遊ぶのも一瞬は楽しい。でもそのあと、罪悪感と焦りが反動でくる状況でした。自分を甘やかしてるつもりなのに、むしろ不安が増える。あの違和感の正体は、休んでないからじゃなくて、安心できる休み方になってないのが原因だったのかもしれません。
ー「自分も大切な人みたいに扱う」ための意識ポイントは?
気持ちで優しくしようとしても、正直うまくいかないです。コツは、自分に優しくするんじゃなくて大切な人にかける言葉をそのまま使うこと。「今日はもう十分」「ちゃんと疲れてる、休もう」自分に言うと受け入れにくい言葉も、誰かに言う口調だと入ってきやすい。おすすめは、自分の中の決め台詞を3つくらい持っておくことかもしれません(笑)
ー「脳内に大切な人を召喚する」スイッチは入るようになった?
落ち込まなくなるわけではないです。でも、気づくのはかなり早くなりました。以前は責める → 落ち込む → 引きずるでした。けれど今は、責めかける →「これを他人には言わないよな」と気づく →言葉を言い換えるというようにできています。この習慣って、自己肯定感が急に上がる魔法じゃなくて、自分を責め続ける時間を短くするブレーキです。「大切な人なら何て言う?」って問いは、落ち込みをなくすためじゃなくて、長引かせないためのスイッチだったのかもしれません。
<B.B軍曹さん関連情報>
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