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「ばけばけ」小泉セツの言葉遣いに隠れた解釈とは? 手紙から読み取れる「出雲弁」の意味 ドラマで風俗助言した文化研究者が解説

山陰中央新報社 山陰中央新報社

 出雲の地域文化研究の第一人者で、NHK連続テレビ小説「ばけばけ」で松江の風俗を助言した藤岡大拙さん(93)が14日、松江歴史館(松江市殿町)で講演した。ドラマのモデルとなった小泉セツの言葉遣いに触れ、手紙などの資料から読み取れる考えを語った。

 1896(明治29)年ごろにセツの母、小泉チエがセツに宛てた手紙には、出雲弁の特徴の一つである「い」が「え」になる文章が書かれていたと紹介。セツが夫の八雲から、聞き取った英語をカタカナ書きしたメモには「ワエン(ワイン)」「アエロン(アイロン)」などと記してあることに触れた。

 当時、武家以外はなまりが強かったが、上級武家の女性だったチエ、セツの手紙はなまりがきつくないとし、「明治維新後、武家は新しい仕事を見つけて暮らさなければならなかった。庶民と同じ生活をしていても、侍らしい言葉を使うことで自分たちの存在感を見せていたのではないか」と元上級武家としての誇りが感じられることを指摘した。

 講演は、同館が3月29日まで開催している企画展「連続テレビ小説『ばけばけ』の世界と小泉セツと八雲の時代」に合わせて開いた。地元住民や県外の観光客ら55人が耳を傾けた。

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