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「保護したのは間違いだった?」三日三晩、飲まず食わずで怯える元野良猫 落ちこむ飼い主を救ったのは、SNSの温かな言葉 1週間後ついに…

梨木 香奈 梨木 香奈

「保護してくれてありがとう」——SNSに広がった温かいエール

ハッチャンの様子に変化が見られたのは、保護から1週間ほど経ったころでした。

「少しずつ表情がやわらかくなり、公園で触れ合ってきた日々を思い出してくれたかのように、触らせてくれるようになったんです。特定のフードなら食べてくれるようになり、トイレもしてくれるようになりました」

ほっとする一方で、飼い主さんの葛藤は続いていました。「保護は本当に正しかったのか」という迷いが消えなかったのです。そこで、ある日、Threadsに心の内を投稿しました。

「長らく公園で暮らしていた猫を保護したこと。本当にそれが正しかったのか答えが見つからないこと。それでもこの子を幸せにしたい——そんな不安と決意が入り混じった内容だったと思います」

そんな飼い主さんの切実な思いは、多くの人の心を揺さぶりました。その結果、想像以上の反響が寄せられたといいます。

「『保護してくれてありがとう』というコメントをたくさんいただいたんです。まさかそんなふうに言っていただけるとは夢にも思っていなかったので、本当に驚きました」

さらに、寄せられた言葉はどれも温かいものばかりでした。

「みなさん、ハッチャンの幸せを祈ってくださり、励ましてくださって……そのコメントひとつひとつを読みながら、涙があふれて止まりませんでした」

寄せられた言葉の数々に触れるうち、飼い主さんの心にも少しずつ変化が生まれていきました。

「『ハッチャンもこんなに頑張ってくれている。私もいつまでもくよくよしないで、ハッチャンを幸せにするためにがんばろう』と前向きな気持ちになることができたんです。みなさんに背中を押していただき、勇気をもらいました」

甘えん坊の素顔がチラッ! "家猫"として歩み始めた日々

あれほど怯えていたハッチャンですが、今では撫でさせてくれるようになりました。さらに、お腹を見せて甘えてくれるまでになったといいます。

「"へそ天"になった姿を見るたびに、『公園にいたときも、よくこうしてゴロンとしていたな』と当時の様子がよみがえり、思わず笑みがこぼれます」

実は、ハッチャンの性別はまだはっきりとはわかっていません。まずは家に慣れてもらうことを最優先に過ごしているそうです。現在は、トイレとご飯の時間以外、外を眺めることができるキャットタワーの一番上で過ごしています。

「ブラインドを閉めると『開けて』と、ブラインドの羽をガリガリしてアピールするので、家の中が丸見え状態に。私のプライバシーはゼロです(笑)」

ハッチャンと飼い主さんは、今、あたたかい未来へ向かって一歩ずつ歩んでいます。

「これからどうやってハッチャンに幸せを感じてもらえるようになるか、そればかりを考えながら毎日を過ごしています。ハッチャンには『突然、家に連れて来てごめんね。長い付き合いになるけれど、お外で苦労したぶん、幸せになろうね』と伝えたいです」

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