「部屋をうまく片付けられない」「気づけば物が増えてしまう」といった悩みを抱えている人は少なくありません。近年は「ゴミ屋敷」という言葉がメディアで頻繁に取り上げられ、個人の生活課題に留まらず、地域や社会全体で考えるべき問題として注目されています。
「ゴミ屋敷に関するアンケート」によると、自宅がゴミ屋敷と化した人の割合は全体の7.8%で、そのうちの38.5%は床が見えないレベルだったことが分かりました。
この調査は、株式会社NEXERと合同会社アイワクリーンが、全国の男女500人を対象として2026年1月にインターネット上で実施したものです。
まず、自宅がいわゆる「ゴミ屋敷」と呼ばれる状態になった経験があるかを尋ねました。
「経験がある」と答えた人は7.8%。割合としては大きくはないものの、約13人に1人の割合で、他人事とは言えない、身近に起こり得る問題と分かります。
自宅がゴミ屋敷状態になったことがある人を対象に、当時の具体的な状況を尋ねました。
最も多かったのは「床が見えなくなるほど物やゴミが溜まっていた」「収納スペースが機能していなかった」で、いずれも38.5%。そして「生活動線が確保できない状態だった」(33.3%)、「部屋の一部だけがひどい状態だった」(25.6%)、「虫が発生していた」(23.1%)と続いています。
床が隠れてしまうほど物が堆積した状態は、日常生活に大きな支障をきたす深刻なレベルといえるでしょう。さらに、収納が使えなくなることで物が溢れ、片付けが追いつかなくなるという悪循環に陥っているケースも少なくないことがうかがえます。
次に、ゴミ屋敷の状態を経験したことがある人に原因を尋ねました。
・もったいない精神でものが捨てられなかった。(30代・女性)
・片付けるのが面倒で、ずっと後回しにしてきたツケが回ってきたせいだと思う。一度散らかると、もういいやと諦めモードに切り替わる。(30代・女性)
・仕事で時間がなかった。(50代・女性)
「物をなかなか捨てられない性格」や「片付けを後回しにしてしまう習慣」が主な理由として多く挙げられています。仕事の多忙さや精神的なストレスなど、生活環境の変化が影響しているケースも少なくないことが分かりました。
続いて、身近な人の住まいがゴミ屋敷の状態になったことがあるか調査を行いました。
「いる」と回答した人は10%。10人に1人が周囲でゴミ屋敷のような状況を見聞きしたことになります。どのような家だったのかを尋ねると以下のような回答が得られました。
・弟の一人暮らしの家、そこら中にお酒の缶瓶とインスタントのゴミ、ティッシュのゴミ、こぼしたお酒の匂い、カビだらけで藻が生えた食器たち。(20代・女性)
・高齢者の一人暮らしで、近くのゴミ捨て場からゴミを拾ってきていたせいでゴミ屋敷になっていました。(40代・女性)
・テレビ番組のようなひどいレベルではないですが、遠い親族の方がお亡くなりになり、身内総出で、後片付け作業を行いました。貴重品や微妙な廃品の選別に苦労しました。(50代・男性)
さらに、身の回りにゴミ屋敷化した住まいがあると答えた人に、その具体的な状況について尋ねたところ、一人暮らしの若年層から高齢者まで、幅広い世代で問題が発生していることが明らかになりました。
ゴミ屋敷化を防ぐために「あれば心強い」と感じる支援やサービスについて調査しました。
・定期的に掃除のサービスや片付けのことを教えてくれるサービスがあったらいいと思う。(30代・女性)
・ゴミ屋敷にならないように日頃からカウンセリングを取り入れたサービスをしたらいいと思いました。(40代・女性)
・定期的な見守りサービス。(40代・女性)
定期的な清掃や安否確認など、継続的に関わってもらえる支援を求める声が多く寄せられました。片付けを手伝うだけでなく、悩みやストレスに寄り添うカウンセリングなど、精神的なケアを組み合わせたサービスを望む意見も目立ちます。生活面と心の両方を支えるサポートの必要性がうかがえる結果となりました。
【出典】株式会社NEXERと合同会社アイワクリーンによる調査
▽合同会社アイワクリーン
https://aiwaclean.com/