劇場やコンサート会場、映画館などにおけるマナー違反やトラブルがSNS上でたびたび話題になっている。
先日、観劇の座席通路を移動する際のマナーとして「座席の奥の人を通す時は席を立つべき」という投稿が大きな注目を集めた。
これに対して、イラストレーターの春原弥生(すのはらやよい)さんが、「それよりやめてほしいのは…」というメッセージと共に、その一例をイラスト化してX(旧Twitter)に投稿。
「話題の観劇の座席通路マナーについては各々が良い選択をすればいい。会場によって座席のスペースも違うだろう。それよりやめてほしいのは、同列の人に配慮しすぎて前列に被害が及ぶこと。これホントえらい確率で殴られるんだが一度も気付かれたことない。同列の人が立ってもどうせ殴られる」
<春原弥生さんのXの投稿より>
「傘」「水筒」「熱い飲み物」による被害も
春原さんの投稿は330万回以上表示され、1万2千以上のいいねがつくと共に、「こういうパターンもある」「こんな被害に遭った」という体験談も殺到。
春原さんは「みなさまのご経験、すべて拝読しました。劇場、コンサート会場、ライブ、映画館、球場…人の集まるところに前列の犠牲ありですね。バッグにとどまらないスゴイ経験に驚いたり笑ったり(ごめん)、みんなとあるある言えてよかったなって思いながら選りすぐりの経験を描いてみました」と投稿し、頭部強打被害の別パターンも説明文と共にイラスト化。
①バッグや紙袋
②コートやジャケット
③リュック
④首から下げた双眼鏡(オペラ)
⑤水筒 めーーーっちゃ痛そう…!
⑥尻アタック 最高!
⑦傘でさされる 数人いらした!マジか…恐怖。
⑧飲み物をこぼされる 最悪や
⑨髪を掴まれる 背もたれを掴んだ拍子かもという方もいれば下の方の団子を掴まれたという方も…イテー!
⑩髪カーテン …悲鳴!
⑪掌底 どんな歩き方してるんだ」って仰ってましたがまさに。さすがに出尽くしただろうと思っていましたが続々出てきて描かずにいられない~。
⑫髪の毛ズルズル 一度見送ったけどこれされてる方多すぎてつらい。
⑬おじさんのコートにくるまれる…え?超貴重体験…ひょえ~
⑭A3の痛バ 肉体的に痛いバッグになる必要はないぞ…!
<春原弥生さんのXの投稿より>
問題は、殴った側が「気づいてない」こと
殺到したリプライの中には、「全治数ヶ月の頚椎捻挫。劇場も警察も何もしてくれなくて泣き寝入り」といった深刻な経験談も見受けられた。
春原さんにお話を伺ったところ、自身が何度も同様の被害に遭っていたことから、SNSで話題になっている「座席を立ち、移動する人のためにスペースを開ける」を実行すれば、前列の人が頭部を殴られずに済むのか?を考えていたそうだ。
「こういう時、殴った側の人は本当に気付かないな…と常々感じていました。もし席を立って通りやすくしたとしても、きっと前列の人は後ろを通る人の持ち物に殴られ続けるだろう、という結論に達しました。
側頭部を不意打ちで、しかも固いもので殴られ、首を負傷するのは本当に痛いしつらいんです。なので、通る人に気を付けて欲しいという気持ちと、同じ経験をした方と共有できたらいいな、という気持ちでイラストを投稿しました」(春原弥生さん)