エン株式会社(東京都新宿区)は、このほど「年収1000万円以上の求人・転職」に関する調査を同社運営の求人サイト『ミドルの転職』にて実施しました。それによると、転職コンサルタントの4人に3人が「年収1000万円以上の求人が増加している」と回答したことがわかりました。ではどの職種で求人が増えているのでしょうか。
調査は、同サイトを利用するコンサルタント181人を対象として、2025年12月にインターネットで実施されました。
調査の結果、全体の7割超が「直近1年で、年収1000万円以上の求人が増えている」(増えている32%、どちらかといえば増えている43%)と回答し、2019年の同調査(増えている20%、どちらかといえば増えている35%)より20ポイント上昇したことがわかりました。
また、「今後の見通し」についても72%が「増えていく」と回答し、「昨今の物価高や賃上げの影響で平均的な報酬が増加していることから、比例して優秀な候補者の年収も右肩上がりに。1000万円以上のポジションは必然的に増えていくと思われる」といった声が寄せられました。
さらに、「年収1000万円以上の求人が増えている」と回答した人に、「ターゲットの年齢層」を聞いたところ、「40代前半」(73%)、「40代後半」(62%)などに回答が集まり、「30代後半」(50%)と10ポイント以上の開きがありました。
求人の増加が目立つ「職種」としては、「経営企画・事業企画」(47%)、「コンサルタント」(41%)、「経営者・COO・経営幹部」(27%)、「営業」(21%)が上位に挙がりました。
一方、「業種」の上位は「コンサルティング」(38%)や「IT・インターネット」(37%)、「建設・不動産」(32%)、「メーカー」(25%)が上位となっています。
回答者からは、「大手コンサルファーム出身の代表が会社を創業し、事業拡大のため、大手ファーム出身者を採用する案件が増えている。また高額なオファーで、事業会社の経営幹部にコンサルファームでの勤務経験と事業会社での経営企画経験のどちらも有する方を採用するケースが増えているように感じる」「DXコンサルタントはどこの企業でも奪い合い。BtoC業界でも、大手投資会社などがオーナーになった場合には、部長以上の総入れ替えなどで1000万円以上の方を積極採用するケースがある」などの声が寄せられました。
また、「年収1000万円以上の求人でよく見られる”募集背景”」については、「既存事業の拡大・強化」(67%)、「新規事業の立ち上げ・推進」(54%)が上位に。
次に、「年収1000万円以上のポジションに転職成功する人に共通する能力」を聞いたところ、「事業課題の発見・戦略策定力」(55%)、「新規事業創出力」(46%)が上位に並んだほか、「共通するスタンス・志向性」としては、「事業への高い当事者意識」(59%)、「明確なキャリアビジョン・目的意識」(56%)が上位となりました。
一方で、「高いスキルを持ちながらも転職に苦戦する人の特徴」としては、「過去への固執・柔軟性の欠如」(62%)、「他責的・ネガティブな転職理由」(54%)が挙げられました。