「花手水 本日も凍りました
お水をかけると…」
こんなひと言とともに「X」に投稿されたのは、厳寒の日の朝、神社の花手水内の凍りついた花を映した動画。人々の注目を集めました。つめたい氷の中にこんな美しい花々が存在しているとは…まるで神様が咲かせてくれたようです。色あざやかに花開いているのに手で触れることができないのも神秘的ですね。
動画を投稿したのは「荘内神社」(山形県鶴岡市)の公式アカウント(@jinjahan0817)で、禰宜の石原和香子さん(以下、石原さん)です。
話題になった「花手水」は神社や寺院に参拝する前に手や口を清めるための「手水舎(てみずしゃ)」の鉢に石原さんが四季折々の花を浮かべたものです。
石原さんはコロナ禍で手水舎を使用できなくなった時「みなさまの癒しになれば」との思いからこの「花手水」を始めたといいます。美しい花々が人々の目を、心を洗い清めてくれるようなこの「花手水」は話題になり、特に冬場の凍った氷の中の花が人気を集めました。以前「まいどなニュース」でも「花手水」を始めた経緯とともにその美しさをご紹介したこともあります。
「冬に閉じ込められた春を救った!」
「『お水をかけると…』の後の透明感が凄すぎて、思わず声が出ました 天然のアート作品ですね! 画面越しでも冷たさが伝わってくるけど、それ以上に心が洗われるような美しさです」
「Beautiful」
「that's really cool」
柄杓からこぼれる水が表面の霜をとかすことで透かし見える、氷中の花の清らかな美しさにたくさんの人が感動しています。
石原さんにこの「花手水」についてくわしい話をお聞きしました。
「やはり世界は美しい」
――実際にこの光景をご覧になった時のお気持ちは?
今年は寒波が長期間だったこともあり花手水を心配していたのですが、氷の世界に彩り豊かな花が美しく感動しました。
――大きな反響がありました、感想はいかがですか?
このように全国そして今回は海外の方からもたくさん見ていただいているようで、日本の神社を知っていただけて嬉しいです。
――世界中からコメントが寄せられています。
コメントでAI動画に慣れていたけれどやはり現実の世界は美しいというのがありまして、それはとても嬉しかったです。
花手水は6年目に
投稿には記事執筆時点で「8.7万件」もの「いいね」がついています。厳しい現実社会で生きる現代人の心をこの清々しい美しさが海をこえ、言葉の壁をこえて癒やしてくれた、というのが喜ばしいですね。
「365日花手水を行うようになってから6年目を迎え、日々ご参拝の皆様からご覧いただいております」という石原さんに今後どんなお花を「花手水」に浮かべていきたいと考えていますかとお聞きすると「これからも季節ごとにお花を替えて、皆様の心の癒しになったらと思っています」と話しています。