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ボロボロだった瀕死の子猫がふっくら美猫に成長 駐車場で保護→猫初心者が必死に繋いだ命 5年後、布団で“ふみふみ”する甘えん坊に

梨木 香奈 梨木 香奈

2020年8月、ひとつの小さな命が消えかかっていました。その危機を救い、現在まで大切に育ててきたのは、Xユーザー・しろくまですよ。さん(@shirokkumadvd)です。

保護されたのは、サビ猫の女の子「まる」ちゃん。当時は命の灯火が消えそうなほど衰弱していましたが、今では元気いっぱいに過ごしているといいます。運命を変えた出会いと、絆を深めていった日々を振り返ってもらいました。

目も開かず、衰弱しきった子猫を発見

ある日の仕事終わり、帰宅途中だったしろくまですよ。さんは、駐車場で1匹の仔猫がぽつんと取り残されているのを発見しました。それが、のちのまるちゃんでした。

「保護した当時、生後1カ月ほど。声を出すことも動くこともできず、その場にうずくまっていたんです。季節の変わり目で、電線にカラスがよく止まっているのを見かけていたので、そのままにしたら食べられてしまうのではと思い、保護しました」

まるちゃんは、まだ目も開いていない状態。生まれたばかりかと思うほど小さかったといいます。さらに、見るからにひどく衰弱していました。飼い主さんは必死に命をつなぎ止めようと奔走します。

「すぐにドラッグストアでミルクやフードを買いましたが、自分では食べることができず、スプーンで与えても飲むことができない状態でした」

飼い主さんは急いで動物病院へ電話をかけ、幸いすぐに診察してもらえることに。わらにもすがる思いで、まるちゃんを連れて駆け込んだのです。

無我夢中で駆け抜けた看病の日々

病院で診察を受けたまるちゃんは、猫風邪を引き、脱水、栄養失調になっていることがわかりました。この日から、小さな命を救うため、懸命なケアを続ける日々が始まったのです。

「初日は、急いで用意した段ボールの中でじっとしていました。猫風邪のためひどい目やにが出て、目が塞がっていたため、処方された目薬をさし、ミルクは2、3時間おき。その時期の授乳はとても大変でした」

ようやく体力が戻ってきたかと思えば、今度は排泄に異変が……。砂が赤く染まっているのを見つけた飼い主さんは、慌てて病院へ駆け込んだといいます。

「突発性膀胱炎でした。何度もトイレを出入りする姿や血尿、食欲不振を見て、すぐに診察してもらうことに。お薬を飲ませるのも一苦労で、ご飯や液状おやつに混ぜるなど、試行錯誤の毎日でした」

まるちゃんの看病を続けながら、飼い主さんの心のうちには、ある葛藤があったといいます。

「私は猫を飼育した経験がなかったため、当初は里親を探すことも考えました。でも、動物病院の先生や看護師さんが親身になって色々と教えてくださったことと、お世話をするうちにだんだんと心境に変化があり…『うちで迎えよう』と心が決まったんです」

こうして、まるちゃんは飼い主さんの家族に。そして、懸命なケアに応えるように、みるみると元気を取り戻し、家庭を明るく照らす存在になりました。

「これからも元気に」 甘えん坊になったまるちゃん

まるちゃんは、現在5歳を迎え、立派な成猫へと成長しました。かつての衰弱ぶりが嘘のように、今では家の中を元気に駆け回り、飼い主さんの愛情を一身に受けています。

「猫はツンデレという印象がありましたが、まるは私のあとを追いかけてきたり、布団の隣で寝たりと、驚くほど甘えん坊です。お気に入りの毛布をふみふみする姿を見るたび、あのとき保護して本当に良かったと思います」

まるちゃんとの出会いは、飼い主さんのライフスタイルや価値観をも大きく変えることになりました。

「まるを優先することが増え、自分自身の体調管理にも、より気をつけるようになりました。まるのご飯を買う時に『これで遊ぶかな?』と、ついおもちゃやおやつをたくさん買ってしまいます」

ともに困難を乗り越えた今、飼い主さんが抱く思いとは――

「ここまで大きくなってくれて本当に嬉しいです。まるには、これからも元気に過ごしてほしいですね」

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