「つわりがひどいと赤ちゃんはパパ似になるらしい」「つわりがつらいのは、自分と異なるパパの遺伝子を体が拒否しているから」…そんな噂を耳にしたことはありませんか。株式会社ベビーカレンダー(東京都渋谷区)が真相を調べるべく実施した「噂の真相」に関するアンケート調査によると、つわりがキツかったママの約6割が「赤ちゃんはパパ似」と回答したことがわかりました。
調査は、同社が企画・運営している『ファーストプレゼント』『おぎゃー写真館』『ベビーカレンダー全員プレゼント』のサービスを利用した全国の1人以上子どもがいるパパ・ママ297人を対象として、2025年9月にインターネットで実施されました。
この噂は「自分とは別の人間であるパパの遺伝子が強く働くほど、その拒否反応としてつわりが重くなる。パパの遺伝子が強いということは、赤ちゃんがパパ似になる」という説に基づくもののようです。
調査の結果、「つわりがキツかった」と回答した124人のうち、「赤ちゃんはパパ似だった」と答えた人は73人(約59%)でした。
一方、つわりがキツかったママの中で「赤ちゃんはママ似だった」と答えた人は51人(41%)となり、まことしやかに語り継がれるこの噂ですが、本調査では「あたっている」と感じられるほどの大きな差は見られませんでした。
ママたちの体験談
【噂があたっていた人】
▽息子は私に似ていて、 妊娠中つわりがほとんどありませんでした。噂は案外あたっているのかなと思います。
▽つわりがひどくて、妊娠初期に妊娠重症悪阻で入院しました。 生まれてきた子はパパにそっくりの男の子。 噂は本当だったのですね!
▽吐きづわり・食べづわり、どちらもひどく、臨月まで続きました。つわりがひどいとパパ似というのは聞いたことがありましたが特別信じていませんでした。生まれたてのわが子を見た瞬間夫のクローン?!と思うほどそっくりでびっくりしました。夫のことが好きなので、夫に似てうれしかったですが、ちっとも自分に似てないのは少しさみしくもありました。
【噂はあたらなかった人】
▽3人子どもがいますが、つわりは軽いほう。男子、女子、みんなママ似で、パパが悲しんでいます。
▽つわりはひどかったですが、子どもは「パパの血は入っているのかな?」と疑うくらい私似です!
つわりの重さと赤ちゃんの顔立ちに関係はある?医師の見解は?
この結果について産婦人科三鷹レディースクリニック院長の天神尚子氏は、以下のようにコメントしています。
「医学的には、つわりの重さと赤ちゃんがパパに似るかママに似るかは、まったく関係がありません。つわりの症状は、妊娠によるホルモンバランスの変化や体質、精神的なストレスなどさまざまな要因で個人差が生じます」
「一方、赤ちゃんの顔立ちは遺伝子によって決まるもので、両親それぞれの遺伝情報がどのように組み合わさるかによって決定されます。遺伝子の組み合わせがつわりの症状に影響を与えることはありえません。また、赤ちゃんの顔立ちの判断自体も主観的なもので、成長とともに変化していくため、『どちらに似ているか』を正確に判断することも難しいと言えるでしょう」
◇ ◇
「つわりがキツい→赤ちゃんはパパ似」と回答した人が約6割という結果になった本調査。しかし、6割という数字は統計的に見れば“偶然の範囲内”といえるレベルで、医学的な根拠もなく、明確な関連性があるとは言えませんでした。
調査を実施した同社は、「医学的な裏づけはなくても『赤ちゃんはどちらに似ているかな?』と想像する時間は、妊娠中の楽しみのひとつ。つわりがつらい時期だからこそ、こうした噂を話題にして笑い合ったりパートナーとコミュニケーションを取ったりすることで、心が軽くなることもあるでしょう。妊娠期間を前向きに過ごすためのきっかけとして、この噂を楽しむ——そんな受けとめ方ができるといいのかもしれません」とコメントしています。
◇ ◇
【出典】
▽ベビーカレンダー/【妊娠・出産・育児にまつわる噂を大調査!】「つわりがキツいと赤ちゃんがパパ似説」は本当だった!? 297人のママと専門家が徹底検証!
https://baby-calendar.jp/smilenews/detail/98189