大変なことって、なぜか起きる時は起きる、続く時は続くもの。事件とまではいかなくても、そんな負の連鎖に陥ってしまった経験がある方、意外と多いのではないでしょうか。そんなことになったら、もう何もしたくないし、倒れてしまいたくなっちゃいますが、ママはそうはいかない。…「大変な出来事が続いちゃった」時、ママたちはどう対応して乗り越えたのでしょうか。「みんなも大変な思いをしながら、それでもどうにかこうにか乗り越えてるんだ」と思うと、少しだけ元気と勇気が湧いてきませんか。
ママから始まったケガ・病気ループ!
日差しの強い日の通勤中、人生初の貧血を起こしました。しかも自転車乗車中、そのまま転んで肩と頭を強打…これも人生初の救急車搬送、頭を4針縫うケガ。一人で乗っていたのと、脳内は何も問題なかったのが本当に不幸中の幸いでした。
しかもその翌日、部活中に長男骨折の一報が! 何?なんでこんなに続くの!?救急に運び込まれた長男にクラクラする頭で付き添って帰宅後、今度は次男が発熱で保育園からお呼び出し…次男のお迎えと家事は主人に任せ、その日は次男と一緒にひたすら寝ていました。
翌日は主人のお母さんに助っ人に来てもらい、ひととおりの家事をお願いし、私は次男の送迎やら、長男を整形外科に連れて行くやら、結局あまり安静にできませんでしたが、数日間もらえた傷病休暇や労災に助けられましたね。
私のケガに始まり、これだけ負のループが続いたのは初めてです。厄落としに行かなきゃ!〔Tさん、子ども15歳、12歳、5歳〕
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…ママ自身が大ケガ、家庭内では大事件です。とはいえ、「安静にしてください」といわれても、小さい子がいると「できるか~!!(怒)」ですよね。でも、厄落としやパワースポットには旅行がてらぜひ行ってください。
災害と発熱がいっぺんにやってきた!?
育休明けを控えた真夜中、いきなり顔に水が垂れてきて目が覚めました。なんと、天井から大雨!「えっ! ここ家の中だよね!?」と、主人と2人でパニック。どうやら、マンション上の階の水道管が突然破裂したようです。
唯一水が垂れてこない小さな部屋で、0歳の長男と主人と半泣きで朝を迎えました。「翌日からの出社どうしよう…」そんな時にそればっかり考えていましたね(笑)。
結局育休明け初出勤は有休でスタート、長男を保育園に送った後、何もかもグショグショの後処理をしました。主人が「これを機にさっさと引っ越そう!」と言い出し、その週末に家探しをしようとしたら、ドンピシャで長男高熱…。結局家探しはほぼ主人に任せ、しっちゃかめっちゃかの部屋で1週間ほど生活しました。保育園の近くに割といい物件に引っ越せたのが救いでしたね。
今でも家の中で雨が降っている夢をたまに見るし、会社の飲み会ではいまだに「Hさんの育休明け、壮絶だったよね~」と酒の肴にされています(笑)。〔Hさん、子ども7歳〕
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…水漏れのタイミングがすごすぎますね。これも一種の事件! そこからのお子さんの発熱、新居探し、ものすごく大変だったと思います。「あのときのこと、記憶が断片的に抜け落ちてるんですよね」とおっしゃっていたHさん、そのくらいキツかったのが、よくわかります…。
マジか! 子どもダブル入院
下の子が肺炎で入院の2日後、今度は上の子が脱水症状で入院。同じ病院に入院できたものの、母親の完全付き添いが必要(なぜか男子禁制で、夜間のパパ付き添いはNG)。特例で、私の母にも付き添い許可が出ましたが、子ども2人ともまだまだ「ママがいい、ママ、ママ!」という状態で、病棟内(7階と5階でフロアが違った)をしょっちゅう駆けずり回っていました。
夜2人が寝た後に、看護師さんに30分ほどお願いして、母と2人で真っ暗なフリースペースで泣きながらご飯を食べていました。その30分が唯一解放される時間、母にも感謝しかありません。
病院のはからいで、退院日を一緒にしてくれて。2人合わせて1週間ほどの入院でしたが、帰宅したときは私が一番脱力しましたね。今度は私が倒れて入院したい!?〔Yさん、子ども5歳、3歳〕
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…子ども1人の入院でも大変なのに、お子さんダブル入院は壮絶…しかもママの身体はひとつ。本当にお疲れさまでした。自分が倒れて入院したい気持ち、めちゃくちゃ共感できます!
手伝いに来てくれた実母が大ケガ!
第2子妊娠中でつわりがひどい時、上の子のお迎えや家事などを手伝いに来てもらっていた母が、階段から落ちて負傷! しかも頭を強く打ってしまったので、救急車沙汰でした。意識はあったものの、母は大げさに遺言みたいなことを言い出すし、付き添って救急車に乗った私もつわりがひどくて吐くし…今思えばけっこう悲惨な状況でした。
母は高齢ということもあり、治療・検査で4泊5日ほど入院。父はすでに他界しているので、私が介護休暇を取って母を見舞いました。つわりがきつかったけど、見舞いに来ている間は「自分も病院にいるわけだから、つわりとかでなにかあっても大丈夫」という妙な安心感で乗り切れた気がします(苦笑)。
子どもも大きくなった今、母とも「あの時はてんやわんやだったわね」と笑って話せますが、お互いここまで元気に過ごせてよかったと、しみじみ思います。〔Wさん、子ども14歳、12歳〕
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…大変な中、「自分も病院にいるんだから大丈夫」とポシティブに考えられるWさん、素敵です。何か一つでもプラスに考えることも、トラブルを乗り切る大切な方法なのかもしれません。
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こんな大変な思いをしたにもかかわらず、皆さん、ときおり笑いに変えながら話してくださる姿に「母の強さ」を見た気がします。
病気や事故などのトラブルが続いて、気持ちが落ちるところまで落ちてしまっても大丈夫、後はそこから上がるだけ。今まさに大変な思いをしているママへ、そして日ごろから頑張っているすべてのママへ、大きな大きなエールを送りたいです。