tl_bnr_land

パパさんの「顔の上でフミフミ」する保護猫…それでもパパは決して動かず「愛が海より深い」「どうしてこうなった」と反響

渡辺 晴子 渡辺 晴子

「娘の究極の愛を受け止めるパパ」

そんな一言とともに投稿された動画が、多くの人の笑いと癒やしを集めている。

映っているのは、寝ているパパさんの“顔の上”。そこにどっしりと後ろ足を乗せて、毛布をしゃぶりながらフミフミを続ける三毛猫・小雪ちゃん(12歳)の姿だ。

苦しそう……なのに、パパさんは一切動かない。この“静かな耐久戦”に、「深い」「愛が海より深い」「どうしてこうなった(笑)」といった声が相次いだ。

「顔の上で⁉︎」…驚きよりも先に来た“至福”

撮影されたのは、就寝前のひととき。実は小雪ちゃんにとって“フミフミ”は毎晩のルーティンだという。

「正直、最初は“顔の上で!?”って驚きました。でも…至福でしたね(笑)。素直に嬉しかったです」

この日は部屋が冷え込んでおり、パパさんはフリースで頭まわりを囲って寒さ対策をしていた。それを見つけた小雪ちゃんが、「ここ、噛み心地いい」とでも言うように、フミフミを開始。結果、“究極の場所”が選ばれた。

ちなみに、顔の上でのフミフミは今回が初めてではなく、「たぶん3回目くらい」だという。

それでも動かない理由「命を預かっているから」

動画で印象的なのは、パパさんが一切抵抗しないことだ。苦しくなかったのかと聞くと、こんな答えが返ってきた。

「小雪は、私が何から何まで世話をしないと生きていけない存在です。私はその命を預かっている。だから世話をする義務があると思っています」

「愛は耐えること」という言葉は、少し大げさな“コピー”かもしれない。それでも、その根底にあるのは責任と覚悟だ。

「トコトコ歩いてきて、最初に指を舐めた子」

小雪ちゃんは、動物愛護センターから迎えた保護猫。たくさんの子猫がいる中で、パパさんのもとへ真っ先に歩いてきたのが小雪ちゃんだった。

「私の指を最初に舐めてくれたんです。それがご縁でした」

この出会いを、パパさんは「奇跡」だと語る。

「この世に生まれて、縁あって一緒に暮らしている。それ自体が奇跡だと思っています」

 “便利なオヤジ”でも、それでいい

「私にとって小雪は本当の娘のような存在です」

そう語りつつも、「ご飯をくれて、散歩に連れて行ってくれる“便利なオヤジ”と思われてるかも(笑)」と冗談を交える。それでも、12年間一緒に暮らしてきた中で感じる確かな実感があるという。

「小雪は、家族の中で私を一番慕ってくれていると感じています」

笑ってもらえたら、それでいい

この動画を通して「何かを伝えたい」という気持ちはない、とパパさんは言う。

「観て、笑ってもらえたら嬉しい。それだけです」

けれど結果として、この動画は多くの人に「愛情とは何か」「一緒に生きる責任とは何か」を、押しつけがましくなく伝えている。顔の上でフミフミされても動かない…それは“耐える愛”であり、“預かった命への誠実さ”でもあった。

今日も小雪ちゃんは、安心しきった顔でフミフミをする。その下には、すべてを受け止めるパパがいる。

まいどなの求人情報

求人情報一覧へ

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース