北海道・浦河町の牧場で「やったねあんたねぇ」「やらかしたねぇ」と声をかけられているのは…なんと猫。アライグマ対策のために設置した箱型の捕獲罠に、うっかり厩舎猫がかかってしまった様子がXで話題になっている。
投稿したのは、牧場を営むタカヲさん(@takaosan0309)。動画には、心底びっくりした表情で「出せ〜!」と訴える猫ちゃんの姿が映ってる。
「自業自得なのにご立腹w」
「勝手に入ったのにキレててかわいい」
「撮ってないで早く出せ(笑)」
リプ欄にはユーモラスな“ハプニング”に温かい笑いが広がった。牧場で何が起きたのか、タカヲさんに話を聞いた。
餌につられて…「たぶん気になって入ったんだと思います」
ーーどんな経緯で猫ちゃんが罠に?
「アライグマを捕まえるために餌を入れていたんです。たぶんその匂いが気になって入ってしまったんだと思います(笑)」
牧場では、アライグマが馬の餌を荒らす被害が続いており、対策として罠を設置しているという。
「出せ〜!!早く出せ〜!!」ビビりながらも全力アピール
ーー罠にかかった時の猫ちゃんの様子は?
「めちゃくちゃビビってましたね。“出せ〜!!早く出せ〜!!”って感じでした(笑)」
投稿動画でも、猫ちゃんは驚いたまなざしでこちらを凝視。リプライには「怒ってるのにかわいすぎる」の声も相次いでいる。
救出後はママ猫とぐっすり、ケガもなし
ーーその後、ケガなどは?
「救出後は特に問題なく、厩舎の方でママと眠ってました。怪我もなく元気でしたね」
つかの間の“災難”だったようで、ほっと胸をなでおろす。
ねずみ対策の“従業員”。牧場の猫たちは馬たちの頼れる存在
ーー牧場では猫と馬はどんな関係?
「厩舎の猫ちゃん達は、主にねずみを獲ってくれます。ねずみも馬の餌を食い荒らすので、猫たちは立派な従業員さんです(笑)」
猫たちは牧場に欠かせない相棒であり、馬たちの暮らしを守るパートナーでもある。
思わぬハプニングも“牧場の日常”
牧場では季節や環境によって野生動物が近づきやすく、対策が欠かせない。一方、自由奔放な厩舎猫たちが思わぬ騒動を起こすこともあるという。
アライグマの餌につられてうっかり罠に入り、「なんで僕が!早く出せ!」と猛アピールする猫ちゃん。牧場ならではのコミカルで温かい日常が、SNSを通じて多くの人に笑顔を届けた。