盗品疑惑のある参考書がSNS上で大きな注目を集めている。
「中古で買った参考書が、武田塾からの盗品の可能性出てきて本当にどうしよう」
と件の参考書を紹介したのはミルキィ浪さん(@milkylaws2025)。
底の部分に「武田塾 豊洲校」という印がおされたこの参考書。なぜ有名予備校が所蔵していた参考書が古本として販売されたのだろうか…
ミルキィ浪さんにお話を聞いた。
ーーどちらで購入したのでしょうか?
ミルキィ浪:この参考書はネットの通販サイトで購入しました
ーーなにか対応はされたのでしょうか?
ミルキィ浪:投稿が拡散されると共に多くの助言が寄せられ、連絡した方がいいとのことでしたので、連絡させていただきました。先方はどうやらすでに投稿をご覧になっていらしたらしく、スムーズにこの件について話すことができ、最終的にこちらがそのまま使って大丈夫という優しい反応をいただきました。
ーー投稿に大きな反響がありました。
ミルキィ浪:リプ欄で法律などについて解説してくださった方や、武田塾の方など、たくさんの方から優しい反応をいただき、大変うれしかったです。法学部志望なので、このような事件についてどうなるのかなどを大学で学びたいと、あらためて勉強への意欲が増しました。
◇ ◇
SNSユーザー達から
「善意の第三者なのだから、気にしなくて良い」
「盗品の場合でも古本屋のような商人やヤフオクやメルカリのような公の市場、オークション(競売)で仕入れた場合は、被害者が返品を求める場合は購入者が払った金額である代価を払わないとならぬ民法条文があるので安心して盗品か確認できますね」
「武田塾公式が『使ってください!合格してください!!』って神対応した瞬間、泣いたわ… これが本物の教育者だよ…尊い…→ 結果この参考書で東大受かって『元・貸出本です』って貼って返却する未来しか見えない」
など数々の驚きの声が寄せられた今回の投稿。
学校や図書館の蔵書が処分され古本市場に出回ることはよくあるので、正当に購入したものであれば購入者がここまで気を遣う必要はないのかもしれない。しかしそれをあえて確認したミルキィ浪さんと、快く使用を認めた武田塾とのやり取りは清々しいものだった。ミルキィ浪さんの受験勉強が実り多いものになることを祈りたい。