長野県上田市で農業を営む方がInstagramに投稿した動画が大きな注目を集めた。
「えー、何の音これ、えーっ?何これ…」
不安そうにそう話し、声が聞こえる雑木林の方にスマホを向ける投稿者。
ズームの先に映し出されたのは……ツキノワグマの子熊!
スルスルと器用に木によじ登り、「オーゥ、オーゥ」と、年配男性が喉を振り絞って叫んでいるような声で鳴く子熊の姿に、多くのコメントが寄せられた。
オッサンの空手の練習かと…
「鳥の鳴き声かと思って見ていたら何と熊!」
「小熊の鳴き声を初めて聞きました。山に入って、知ってるのと知らないのでは大違いなので参考になりました」
「どこかのオッサンが気合い入れながら空手の練習してるのかと思ってしまった」
「母親を呼んでいる声ですね…ここで人が母熊に見つかれば、多分子熊を守るために襲われるパターン」
「小熊が木に登っている時は、母熊が臨戦態勢です。すぐに離れた方がいいです」
長野県では「ツキノワグマ出没注意報」発出中
投稿者の方に話をうかがったところ、撮影したのは自身の農地のすぐ横だったという。
「成獣の声は何度も聞いてますが、子熊は初めてでした」(投稿者さん)
撮影後、「子熊はそのまま山に入って行きました。母熊はいませんでした」と、投稿者。
長野県庁では現在、北アルプス地域と長野地域に「ツキノワグマ出没注意報」を発出している。