タレントの黒田有彩さん(38)がインスタグラムを更新し、ウェディングドレス姿などの写真9枚を公開した。今は亡き母へ届けた最後のプレゼントだったと明かしている。
黒田有彩さんは、「38歳になりました」と誕生日を迎えたことを報告し、「半年前、母から『ウエディングドレス姿を見たい』と言われました」と切り出し、母とのやり取りを明らかにした。
黒田さんは「ショートカットよりももう少し髪を伸ばした方が母は好きかなと思い、髪をアレンジできる長さまで待ちました」「撮影を終え、データが届いたあと、緩和ケアに入っていた母に写真を送りました」「既読にはなったけれど、その後の返信はありませんでした。それが、母との最後のLINEになりました」と愛する母のためのフォトウェディングだったと説明した。
黒田さんは、LINE上では会話できなかったという母について「病院で再び会ったときにはもう言葉を交わすことはできなかったけれど、あの写真が、少しでも母の心に届いていたらいいなと思います」「結婚はしていないけれど、"ソロウエディング"という形で今の自分を大切に残せたこと、そして、母の願いを叶えられたことに感謝の気持ちでいっぱいです」と感謝の思いをつづった。
一方、黒田さんは投稿した写真について、「これまでこの写真は叔母とお世話になっているネイリストさんにしか見せていませんでしたが、誕生日という節目に、少し勇気を出してここに残すことにしました」と公開に至った経緯を告白し、「いつも応援してくださるみなさま、本当にありがとうございます。これからも、好奇心を羅針盤にして、一歩ずつ、進んでいきます」と投稿を締めくくった。
SNSでは、「お母様にもきっと届いている事を祈ります」「とても想いの詰まった素敵なお写真ですね」「めちゃくちゃお綺麗で見惚れました」「綺麗だ…きっとお母様は、一番の宝物を持っていかれましたね」「素敵な親孝行、間に合いましたね」「素敵な写真、そしてエピソード…これからも応援してます」などのコメントがあった。
黒田有彩さんは神戸市出身で、長田高校、お茶の水女子大学理学部物理学科卒業。加藤シルビアさんとの共著で「宇宙女子」という著作を出している。