一晩の間にクルクルと向きを変える寝相の悪さを収めた夫婦の動画がTikTokに投稿され、まるで起きているかのような動きの激しさに注目が集まりました。投稿したのは、夫婦の寝ているときの様子を定点カメラで撮影した動画を発信している、「爆睡夫婦 -Sleeping Couple-」(@.sleeping.couple)さん。“ネゾリスト”を自称する夫婦の寝相の悪さに、「ちゃんと寝れてる?って心配になる」「何回もハグタイムあってホッコリ」「本当に何がどうなったらこんなに動くのw」など驚きの声が寄せられました。
自分たちの寝相を投稿することになったきっかけは、「寝相はどっちが悪い?」という夫婦の雑談からだそう。試しに一晩の様子をタイムラプスで撮影してみると、180度向きを変えて寝ていた夫の姿が映り、思わず爆笑。「これ、他の人も見たら面白いんじゃない?」とTikTokアカウントを開設したのが始まりだったといいます。
「キャッチーでクリエイティブな造語で自分たちの寝ている姿を表したい…と考え、『寝相+アーティスト=ネゾリスト』と名付けました。視聴者さんから『まさに芸術だな』というコメントも多いので、この名前を気に入っています」
今回注目を集めた投稿は、撮影開始から168日目の「嫁まくら」と題された動画。翌朝が早いため先に寝ていた夫の隣へ妻がやって来ると、夫婦の“ネゾリスト”としての時間が始まります。
隣でうつ伏せで寝始めた妻の背中を枕にする夫。それでも妻は起きません。
「ダブルベッドに並んで寝ることが多いのですが、妻の寝ている時の癖でだんだん体勢が斜めになり、僕のスペースがとても狭くなってしまうことも…」
動画では枕を使わずに好きな位置で各々寝ているようですが、睡眠時のスタイルにこだわりはあるのか聞いてみました。
「もともと枕は使わずに寝ていました。最近、『まくらを使うと寝相が良くなるよ』とコメントで教えていただき、実際に使ってみたところ最初は寝相がめちゃくちゃ良くなったんです。『すごいなー』と思っていたんですが、寝相の悪さが勝ってしまい、結局途中から枕を使わなくなってしまって…」
いつの間にか毛布を独り占めしている夫の隣で、まるでダンスのように足を華麗に動かす妻。
「妻が先に寝ているときは、なぜかよく『アジフライ』という単語が寝言で出てきます。『アジフライが空飛んでる』『アジフライが3匹いる』など…理由はわかりませんが、聞いていて面白いです」
その後も夫婦はお互いに熟睡したまま、距離を縮めたり、足を絡め合ったり、動きを止めません。
「後から動画を見返していて気付くんですが、夫婦で寝ていると同じタイミングで寝返りを打ったり、同じ体勢で寝ていたりということが多い。普段から夫婦仲が良く、仕事も一緒にやったり、ちょっとした外出も2人で出掛けたりしています。コミュニケーションは多いほうだと思うので、寝ていても仲の良さが出て、無意識に抱きついたりしているのかもしれません」
明け方になると、寝ている夫婦の間に猫のぷぷちゃんも参戦。ベッドの上で三者三様の寝相を見せます。「ぷぷも気づくと一緒に寝ていて幸せ」と語る夫婦ですが、夫からは「悔しいことに、ぷぷが寄り添って寝るのは圧倒的に妻の隣が多い」という声も。視聴者の中には“ぷぷ推し”も多く、「猫が一番寝相いい」との意見もあるのだとか。
そんな仲良しな“ネゾリスト夫婦”に、夫婦円満の秘訣を聞いてみました。
「『ありがとう』と『ごめんなさい』をお互いにちゃんと伝えることかな。お互いの“自分らしさ”は尊重しつつ、たくさん笑って過ごすことが大切だと思います」