小学4年生の男の子が、ちゃんと勉強していると思いきや…!?小学校の個人懇談でおきた微笑ましいエピソードを綴った動画がInstagramで話題です。動画に出てくるのは、ドラムが大好きなそうた君。自然と身体が動いてしまうほど、ドラムに夢中なそうた君の姿に「楽しそうにしてるのがすごく素敵」「才能!!」と反響が寄せられました。
動画では、家で宿題をしているそうた君の姿が映し出されます。机に向かい宿題をしていたはずが、突然両手で机をリズミカルに叩き始めるそうた君……!「パンパンッ」と音を出し、宿題のノートを叩きながら『エアードラム』が始まりました。
小学校の個人懇談で、先生から「エアードラムが…」と、指摘されたというママ。そうた君の様子を見て、「言われる理由がよく分かった」と、気持ちをテロップで添えます。そして、そうた君のエアードラムはどんどんと盛り上がっていきます……!足ではフットペダルを踏み、リズムに合わせて頭を左右に振ったりと、とても楽しそうな様子のそうた君。
真面目に宿題に向き合っていたはずのそうた君の机の上は、いつのまにかドラムに早変わり。「よく見たらエアーでもスティック回してる(笑)」と、ドラムで使うスティックを回しているかのような手さばきに、ママもビックリ。
頭のなかは音楽でいっぱい、エアードラムに夢中になってしまうそうた君に、「授業のときには、エアードラムをするなと口酸っぱく言い聞かせる夏休み」とママからのコメントで、動画は締めくくられました。
動画を撮影していたお母さん(@souta__drum)に話を聞きました。
ーーそうた君がドラムを始めたきっかけを教えてください。
「5歳半のころに、太鼓の達人にハマっていて、家でも本人がクッションや箱を並べて叩いていたことがきっかけです。たまたま近所に教室もあったので、習ってみようかと始めました」
ーー個人懇談で『エアードラム』を指摘されたときの、お母さんのお気持ちは?
「家やスーパーでもエアードラム(ボディパーカッション)のようなことを自然とやっちゃうので、学校でもやっているだろうなと思っていたところに指摘を受け、『やっぱり…』という感じです(笑)。それだけハマれることはいいことだとも思いますが、授業中は周りの迷惑になるので、休み時間にしてと言い聞かせています(笑)」
ーー他にも面白エピソードがあれば、教えてください。
「1年生のころから鉛筆で机ドラムをしたり、それを指摘されると、休み時間に運動場で木の枝拾って叩いたりしていたみたいです(笑)」
ーーそうた君にとって、ドラムはどんな存在でしょうか?
「本人にとってドラムは、自分に自信をくれるものなのかなと思います。幼少期、少し発達がゆっくりだった時期があり苦手なものが多く、特に集団のなかでは注意されたりすることばかりでした。今となっては信じられませんが、年中のときまで、運動会やお遊戯会は泣いて参加できないような状況で……。
私も、息子が周りと同じようにできないことを気にして厳しく言い過ぎたこともあり、本当に自信のない子供だったんです。それが、ドラムとの出会いをきっかけに色んな人に褒められることが増え、それが本人の自信になり、今では本人にとってなくてはならないものになっていると思います」
ーーそんなそうた君を応援する、ご両親のお気持ちは?
「親としては幼少期の育児について非常に反省していて、褒められたり、認めてあげることが本当に子どもにとっては大切だったんだと痛感し、その時の後悔があるから今全力で子どもの応援をしています」
Instagram(@souta__drum)では、ドラムに打ち込むそうた君の練習の様子やライブで演奏している姿などを見ることができます。